8月13日は、盆の入りです。ご先祖様の魂を自宅や墓所にお迎えし、仏壇や盆棚で供養し、感謝と敬意を伝える。そして、16日頃にお送りする。
お盆は、日本人が長い年月をかけて受け継いできた大切な習慣です。
サマンサは、お盆を迎えるたびに一つのことを思います。
「亡くなった人の魂は、いったいどこへ帰るのでしょうか」
お盆にご先祖様を想うことは、単なる年中行事ではありません。
自分が今ここに存在しているのは、何代にもわたって命が受け継がれてきたからです。その事実に気づき、普段は意識することのない「命のつながり」に静かに心を向ける。それがお盆の大きな意味の一つだと、サマンサは言います。
もちろん、仏壇を整え、墓参りをし、お供えをすることも大切です。だが事情があって十分な準備ができない人もいるでしょう。そのような場合でも、亡くなった方を思い出し「ありがとう」と心の中で手を合わせる。その気持ちは、形以上に大切な供養になることがあります。
では、ご先祖様はどこにいるのでしょうか。
僧侶として仏教の教えを考えれば、極楽浄土など「あの世」という考え方があります。
また、お盆やお彼岸にはご先祖様が戻ってくるという、日本独自の文化もあります。
そして、「亡くなった人は私たちの心の中に生き続けている」と考えることもできるでしょう。
サマンサは霊能者として、少し違う見方をしています。
魂は、それぞれが生まれた星へ帰っていく。そして、同じ家族として生まれていたからといって、帰る星まで同じとは限りません。
これは、一般的なお盆の考え方とは少し違うかもしれません。
しかし、魂とは、人間が「家族」という一つの関係だけで説明できる存在ではないことが見えてきます。
つづく


