テレビ越しに映し出された、朝日に染まるマッターホルン。
頂からゆっくりと赤く染まりゆくその姿は、まるで静かに灯るキャンドルの炎のようでもあり、「キャンドルマッターホルン」と呼ばれているそうです。
その映像を観たXさんの脳裏に、ふと浮かんだものがありました。
それは、年末に授かった御守り“ジェットの原石”のかたちです。
聖域をつくる御守りの力と、朝日を受けて輝く山の姿。
一見、別々のものに思える二つの存在が、同じ“質の力”として重なった瞬間でした。
山は、古来より信仰の対象とされてきました。
それは単なる自然物ではなく、それぞれが固有の力を宿しているからです。
サマンサには、マッターホルンという山に「許す」力が視えました。
それは、他者を許すという意味にとどまりません。
自らをも包み込み、「そのままでよい」と受け入れる力です。
人は「許されている」と感じたとき、初めて深い安心を得ます。
守られているという感覚は、外から与えられるものではなく、内側で静かに芽生えるものだからです。
山岳信仰が今なお人を惹きつけるのは、こうした目に見えない力を、誰もが本能的に求めているからでしょう。
強い力に触れたとき、魂は言葉にならない感覚を受け取ります。
それは、畏れであり、同時に深い敬意でもあります。
あなたがどこかで感じたその感覚もまた、場の力であり、人の念であり、現象が生み出した“見えない働き”なのかもしれません。
そして、その意味を正しく受け取れるかどうかで、人生の流れは静かに変わっていくのです。
この「許しの力」が現実にどう影響するのか。つづきはまた、お話ししていきます・・・。