宇宙の始まり
ビッグバン理論によると今からおよそ137億年前に宇宙は誕生したとされています。宇宙誕生以前は空間も時間もない「無」の状態でした。時間の概念が存在しないため宇宙の歴史はこれ以上遡ることはできません。しかし、これは文字通り何もなかったという意味ではなく、プラスとマイナスの素粒子が相殺し合ってゼロになっているような状態でした。つまり、結果的に「無」になっているだけで素粒子は存在し、絶えず「生まれては消えて」を繰り返していたのです。
キャ字空輪雑色團形
科学の言葉では「無」の状態。
密教では「空輪」「虚空」「微細金剛」
そして、悉曇では「キャ」字
雑色とは赤、青緑、黄色、黒、白が混ざった色
團(団)形とはマニ宝珠の形、立体です。
「キャ」字を立体的、エネルギーとして観じてください。
※注意
地・水・火・風・空
悉曇は悉曇。
形は形。
色は色。
として観じてくださいね。
3種類の観想があると言うことです。
3種類が合体したら、五輪塔になります。
悉曇は全て金色の立体で観じてください。
カ字風輪黒色半月形
永遠にも続くように思われるこの「無」の状態ですが、非常に低い確率であるとき均衡を崩しました。これ
が宇宙の誕生です。
密教では、「虚空」から「風」が起こります。
悉曇では「カ」字。
黒色。
半月とは球を半分にした立体です。
虚空の均衡が崩れて発生する風。
すごいエネルギーでしょうね。
「風」の動きも観じてくださいね。
自分のイメージ、観念で構いません。
ラ字火輪赫奕三角
誕生した宇宙はその直後に急激な膨張を始めます。この段階は「インフレーション期」と呼ばれ、その膨張は光の速さを超えました。宇宙の膨張が始まることで直後に重力が生まれます。宇宙は誕生から1兆分の1の、その1兆分の1の、さらに10億分の1秒という非常に短い時間が経過するとやがて膨張の速度は落ち始め今度は熱エネルギーを放出し始めます。この現象がビッグバンです。この段階の宇宙の直径は未だ1cmほどでしたが100兆×100
兆度と言う想像を超える高音に達していました。
密教では「虚空」「風」のエネルギーから
「火」が生じます。
「風」と「火」はすごく仲良し。
実はお不動様の主体(本体)は風なんです。
その周りを炎が渦巻いているのです。
ビッグバンのエネルギーを観じましょう。
色は赤色、写真にある色です。
形は三角形。
バ字水輪白色圓形
この後も宇宙は凄まじい速度で拡張を続けその速度と熱エネルギーを次第に下げていきます。こうして宇宙が誕生したのです。このビッグバンの拡張率は1mmほどの大きさから一瞬で1000億光年の広さに拡張するのと同等だったといわれています。
エネルギーが気体の状態から液体化。
重力の影響。
風を伴なうと巨大な台風にもなる。
エネルギーを観じよう。
色は白。透明。
形は球体。
ア字地輪金色方形
虚空 → 気体 → 液体 → 固体
「地」「地球」
そして
全てを内蔵している。
「ア」字
阿字観の「ア」字は
地球生命体
地・水・火・風・空
全てを含む。
宇宙規模の観想が密教瞑想「阿字観」
宇宙のエネルギーを体感する。
そしてキーワードは「微細金剛」
量子が生み出す異次元の世界。
「神変加持」とは何なのか?
※科学記事は、
『ギベオン – 宇宙・地球・動物の不思議と謎』
「宇宙の始まりは?ビッグバンと誕生前の宇宙」
より引用。
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