密教道場「海」
本年 秋には創設したいと思います。
そして、このブログの内容は、
私、明海が日々の行法を通して、
得たものを嘘、偽り無く、
綴っています。
密教の経典にはよく遍法界という言葉が出てきます。
何次元かはわかりませんが、
如来さまの次元です。
この遍法界を観じるキーポイントは
呼吸
お次第の中にこのような文書があります。
「四方のバ、ラ、カ、キャは個々差別の現象を表し
中央のア字は不二・不滅・一如の実在を示す。
阿字輪は万象を転現し、
万象は阿字輪に帰入す。」
「また、阿字輪は万象に貫流する
命息なり。
我が出入する命息は、
直ちに
天地の万象に通じ
我即法界を成ずるなり。」
前半部分を前回の意味に置き換えると
四方の、水(海)、火(マグマ)、風(大気)、
空(重力、時間)は、
それぞれ独立した現象を表している。
中央の阿字は不二・不滅・一如の実在を示す。
地球という実存は、
海、マグマ、大気、重力、時間、磁力、電気という
現象を転現する。
逆に言えば、
海、マグマ、大気、重力、時間、磁力、電気は、
地球に帰入する。
後半部分は、
この地球という阿字は、
万象に貫流する命息である。
宇宙の根源は息であると明言しているのである。
そして
なんと自分の息が
大日如来、阿字の命息と
いくおーる
であり、
我は即、法界である。
微細金剛も
次元を超越した共通項であるが、
息も同じく
次元を超えた共通項である。
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