阿字観ご本尊です。
梵字・悉曇・サンスクリット語の「あ」
密教瞑想。
ご本尊をよ〜く
観てください。
月輪(白い部分が満月の光)
阿字(金色)
蓮華(蓮華の上に阿字がたつ)
それぞれに意味があり、
瞑想法がある。
ピアニストが毎日
ピアノの練習を欠かさないように、
密教行者は毎日
師僧から授かった
密教行法を欠かさない。
密教行法は、
師資相伝であり
みだりに語ることはできない。
ただし
阿字観に関しては、
大いに語りなさいと、
許可が出ている。
不思議
阿字観は
密教の真髄であり根本。
そして
魅惑の世界。
師僧からは作法を教えていただく。
一つ一つの作法の意味は、
日々の行法で
深めていく。
空海、先師、
の教えを頼りに
自ら体得するしかない。
密教行者の掟として
四重禁戒がある。
一、決して邪道に陥るな。
二、決して菩提心を失うな。
三、決して教えを与える事を惜しむな。
四、決して他人に不利益を及ぼすな。
十戒を守ればさらに向上する。
戒というものは、
有無を言わずに、
絶対に守れという強制ではない。
菩提(悟り)を得るための
より良き環境を
整える事ですね。
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