小さな命の誕生
ありがとうごさいます。
新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が解除された5月の末、幼稚園に登園してきていた数人の園児が、園庭の隅にある夏ミカンの木にいた小さな幼虫を発見しました。
数日前にアゲハチョウ(ナミアゲハ)が夏ミカンの木のまわりを飛び交っているのを見ておりましたので、きっと夏ミカンの木に卵を生みつけたのが、かえり小さな幼虫になったのを園児たちがみつけたようです。
早速飼育箱に入れて園児たちと一緒に観察を始めました。小さく黒っぽいゴミのような幼虫は糞と間違って 一緒に捨てられしまったりしたのもありましたが、みかんの葉っぱをしっかり食べてちょっとオレンジかかった色から白黒模様に変わっていきました。
脱皮を繰り返して白黒模様もはっきりとなった幼虫です。これは天敵の鳥を欺くために鳥の糞のような色に(擬態)になって、身を守っている幼虫たちです。(4齢幼虫)
園児たちの毎日の餌やり、糞掃除をし、幼虫は脱皮を繰り返し、見事に青い目玉模様(終齢幼虫のイモムシ❓になりました。時々黄色の角を出して臭いを放ちます。
エサをあまり食べなくなったある日サナギになっていました。
サナギになって、10日間なかなか羽化せず、気がもめた毎日でしたが、12日目の朝、登園するとアゲハチョウが生まれてました。
サナギから羽化する状態をみることができませんでしたが、飼育箱から外に出たアゲハチョウは青空の下ヒラヒラと飛びたっていきました。
園児と共に毎日ワクワクドキドキしながら、あの小さな幼虫がみごとアゲハチョウになっていった自然界の不思議と感動を味わうことができました。
どうぞ、身近にある自然界の小さな生命を見つけお子さんと感動を味わってみてください。(ちなみにナビアゲハはみかん、山椒の木などに卵を生みます。)
★かん太ママより












