5時間。
こんちわ。
いきなりでなんなんですが、今日は僕たち妙現寺信徒がお寺に集まってどういう仏道修行をしてるのか、という話を少し紹介。
仏道修行の中心は、御題目(おだいもく)「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」をお唱えする「口唱行(くしょうぎょう)」です。
南無妙法蓮華経としたためられたご本尊に向かって、一心に繰り返しお唱えすることによって、その御題目にこめられた功徳(くどく)を頂戴することができる、といわれています。
では実際にお寺ではどのように御題目口唱をするかというと、ご住職たちがたたく木琴のリズムに合わせて、我々信徒も拍子木をたたいてリズムに合わせて繰り返し「南無妙法蓮華経」とお唱えします。

(目線はともかく過去の法要の様子)
7/5(日)。
妙現寺では一万遍祈願口唱会が行われました。
1万回の御題目口唱です。
ひと口に1万回と言っても、どのくらい時間がかかるかというと・・・
5時間。
5時間です。
30分の御題目口唱で1000回と言われており、1時間あたりでは2000回の御題目口唱ですから・・・
1万回口唱するには、なんと5時間かかるんです(^^;
この日は朝6時半から12時近くまで御題目口唱が行われました。
「九州南部の豪雨、どうかみなさん無事でありますように」
「新型コロナウイルスの感染拡大防止、一刻も早く終息しますようように」
またこの瞬間も自身の病気と闘っておられる方々がいます。
「あの方の病気が治りますように」
「御題目口唱の功徳で、困難に立ち向かっている方々がどうぞご利益をいただかれますように」
自宅で参加されている方も含めここにいる全員が、心から願いを込めて御題目口唱させていただきました。
5時間。
また、このような時期でもありますので、普段とは少し様子が違います。
手指の消毒はもちろん、マスク着用で。
本堂もソーシャルディスタンス。
座席の間隔をあけて、一度に大勢が参加できないので、みなさん交代で参加します。
自宅に帰ってからはyoutube限定配信の中継で参加。

(換気大事)
そしていよいよ・・・。
長いような短いような・・・。
5時間が過ぎました…。
とまぁ、えらそうに書き綴りましたが、実は口唱中は集中力との闘いでして、油断するとすぐ顔を出す「眠いなぁ」とか、「夕飯何にしようかなぁ」とかのくだらない考えを、どんだけ頭から消せるか選手権、みたいなとこあります。
嘘だと思う方、妙現寺に来て、集中力切らさずにまずは5分、御題目口唱してみてくださいよ。
難しいんだなぁこれが。
リュージ@ロック(ブログスタッフ)


