空飛ぶゴロー | ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

猫は一日中、寝てるんじゃなくて
瞑想しているそう・・・・・
極意を伝授して欲しい・・・・・

 

ベルベル 11年くらい前、

全身麻痺で目しか動かせない状態で、

河川敷に捨てられた1匹の猫。

 

 

旧施設を手伝ってくれていた

ホームレスさんが河川敷の坂から、

横になった状態の猫がゴロゴロと転がり落ちてきた!

 

 

・・・と、施設に連れて来たのが、

ゴローの名前の由来。

 

 

その雄猫は、目しか動かず全身は硬直したまま。

 

 

どこの病院でも原因がわからず、神経系統ではないか?と

処方されたてんかんの薬も効かず・・・・。

 

 

 

ならば・・・・・と、毎日毎日、

 

 

ごろチン。チンコ・チンコ・チンコろり~ん音譜音譜・・・

爆  笑音譜音譜音譜

 

 

と、下品な歌を歌いながら音譜音譜音譜

手足を歌に合わせて動かして、

マッサージをしていたら・・・・・・・・

 

 

 

動けないで垂れ流し状態だけど、

突っ張って硬直していた身体を

曲げることができるようになって・・・・

 

 

 

よく、宇宙と交信乙女のトキメキしていたみんみんリボンが、

寝たきりのゴローを見舞ってくれて、

そうしたら、すこ~し顔をぴくぴくできたり・・・

 
 

ごろチン。チンコ・チンコ・チンコろり~ん音譜音譜・・・

爆  笑音譜音譜音譜

 
 

相変わらず、

歌付きの音譜音譜マッサージを続けていたんだけど、
どうも、当のゴローはこの歌が大嫌いでムキーむかっむかっむかっ
 
歌い始めると・・・・・
 
なんと、必死にもぞもぞと((( ))))
体を動かすようになり・・・・

 

 

ごろチン。チンコ・チンコ・チンコろり~ん音譜音譜・・・

爆  笑音譜音譜音譜

 

 

ごろチン。チンコ・チンコ・チンコろり~ん音譜音譜・・・

爆  笑音譜音譜音譜

 

 

ずっと、ず~~~~っと、マッサージを続けていたら、

 

 

なんと!

 

 

なんと!

 

 

 

 

すぐに転がっちゃうけど、

庭に出すと立ち上がろうとして・・・

 

 

 

 

 

な・な・な・なんと!!!

 

 

 

いつの間にか・・・・・・

座れるように!!!!

 

 

すごく不思議だけど、ゴローの奇跡の回復とともに、

毛足もどんどん長くなってきて。。。。

 

 

 

長毛のイケメンに大変身・・・・!!!!

 
 
 
その後は、すっかりと普通の猫に。

 

 

普通どころか・・・・

 

旧施設では、百戦錬磨の先輩猫たち

(大きいピース・どろ・ハース・コナン・大将・タロ―他)

と、堂々と渡り合うケンカ上等猫爆弾に!!

 

 

「こらー!ゴロー!どろーー!!

   ハ―――ス!!やめなさぁぁぁーーーい!!」

 

 

と、死闘爆弾爆弾の最中に、

ホウキを振りまわすサザエさん

(私ねパー真顔)に

1日に何度も、何度も、追いかけられ・・・

走る人むかっむかっむかっむかっ走る人むかっむかっむかっむかっ走る人むかっむかっむかっむかっ

 

 

 

 

それから施設の移転があり、

すっかりたくましい雄キラキラに成長したゴローは

ばあやが必死にお手入れを続け、

それはそれは、それは美しいキラキラ雄になり、

 

 

 

ケンカ猫であったけど、弱いものいじめはしない

堂々の凛々しい施設のボス猫にキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

かつて死闘爆弾を繰り広げたコナンも老いて、

ゴローとはこんな感じで。

 

 

 

相手の腰が引けていたら、

それ以上は追い込まないゴロー。

まさに優しくも、王者の風格キラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

 

炭次が施設の外に現れたときも、

真っ先に追い払いに飛び出て行ったのがゴロー。

 

「なんだテメー!ドンッドンッ

「やんのか?コラー!ムキーメラメラ

 

 

 

今のうちの

「弱いものいじめ専門の底意地悪トリオ」とは

(とと・茶トラン・あーご)雲泥の差・・・・。

 

 

ゴローは歯の感じから、たぶん捨てられたのが、

3歳くらいのとき。

 

施設の子になって、今はたぶん14歳以上。

 

 

初めから難治性口内炎と、全身麻痺のなごりの

膀胱麻痺によるおしっこ詰まりの治療は

していたのだけど、2年くらい前からさらに

腎不全やら、舌の潰瘍やら、指の炎症やらと

いろいろ、いろいろ悪くなり・・・・

 

 

 

ゴローを捕まえては治療をする日々。

 

 

だんだんとゴローがケンカをできなくなったころ、

かつてのケンカ相手爆弾の大きいピースが逝き虹キラキラ

どろやハース、コナンもすっかり老猫になり・・・・・

 

 

 

ゴローも治療が多くなり、

すっかりと若猫に座を譲ることも多くなり、

 

 

 

私に夏にサマーカットされるたびに、

アンニュイになり・・・・・

 

 

そんなゴローのこのところの末期の姿は

ブログの通りです。

 

 

 

もう何も見えず、顔も動かせないゴローは

まるで保護したときに逆戻りしたようで・・・

 

 

 

なかなか逝けないゴロー。

 

安楽死か、見守りかで悩む愛さん。

 

「ゴロー・ゴロー。」

 

愛さんが声をかけると、

 

 

朝日を浴びたゴローが、干物のようになった身体を

ぐぐーーーーーっと、沿って、

両手を伸ばし天に突き上げ、

足を真っすぐに伸ばしたのです。

 

それは、あたかも龍が天に登っていくようで、

 

 

その姿勢のまま、ゆっくりとゴローが

愛さんの方に顔を向け、

ガ――――っと、大きく口を開いたのです。

 

 

 

それはまるで、

龍が火を噴きながら天に昇って逝くような姿で・・・

 

 

 

その途端愛さんが

 

「ゴロー。すごい!すごい!

 天に駆け上がるようだ!

 何て・・・なんてカッコいい!!

 良かった!

  安楽死じゃなくて良かったんだ!

 良かった!」

 

そう叫んだのです。

 

 

愛さんのその言葉を聞くと、

ゴローの身体はゆっくりと弛緩して息絶えたのです。

 

 

愛さんが

 

「妙玄さん。さすがだ!

ゴローは安楽死じゃなくて良かった。

すごい!すごい!カッコよかった!

ホントに天に昇る龍の姿だった!

最後まで立派だった。」

 

と号泣。

 

 

いや・・・・

 

さすがなのはゴローです。

 

 

そのカッコいい姿がさすがなのではなく、

愛さんに「安楽死じゃなくて良かった!」

と、言わせた逝き方です。

 

 

私が心配していた

「安楽死した方が良かったじゃないか!」と

愛さんがずっとずっと、苦しむ心情を

払拭して逝ったのですから。

 

 

 

すげーな。

ごろチン。

さすがだ・・・・・・。

 

 

思わずつぶやく私。

 

 

 

ゴローの最後の姿は、

ただの筋肉反射だったのかもしれませんが、

 

私たちは知っています。

 

 

こういう

 

「偶然だと思うんだけど・・・」

 

「私の気のせいだと思うんだけど・・・」

 

と、言う意味深い出来事が起こることを。

 

 

そんな奇跡が私たちとうちの子の

間では、よく起こっていたことを。

 

 

 

クローバーゴローの詳しい物語は

漫画や書籍になっているので、

どうぞ!是非ともご覧になってくださいね。

 

 

 

そして、どうぞゴローのカッコいいキラキラ姿を

覚えていてくださいビックリマーク爆  笑

 

 

 

カッコ良くて、イケメンで、ゴージャスで、

美しくて・・・・

 

どんな嫌な治療を長年やっても、

ただの一度も私に怪我をさせなかったゴロー。

 

 

 

施設の立派な長毛猫は、龍が如く🐲

天に登って逝きました虹キラキラキラキラキラキラ

 

 

 

それでも・・・私にとっては、ただの可愛い

可愛い。可愛いゴローでした。

 
長年、ごろチンにたくさんの好物やご馳走、
快適に過ごせるご支援を賜り、ありがとうございました。
 
 
ゴロー。みんなのところに、昇って逝きました虹キラキラ