2年前の ”あぶ!”と、母の介護の話 | ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

猫は一日中、寝てるんじゃなくて
瞑想しているそう・・・・・
極意を伝授して欲しい・・・・・

 

ベルベル数日前、東京の母がおトイレで転んで、

うつぶせに倒れているところを、訪問看護師さんが

発見してくださり・・・・。

 

 

ケアマネジャーさんも駆けつけてくださり、

救急車を呼んでもらったのですが。。。。。

 

 

もう夜だったので、

私が急遽、翌朝病院に行きます!と、

言ったのですが、高齢で認知もあるので、

家族の同行がないと、どこの病院も受け入れてもらえず。

 

 

救急隊員の方が、何十か所も病院と交渉してくださり、

看護師さんは病院が決まるまで、いてくださり。

 

 

やっと都内の病院で、受けいれてもらえたのが1時間半後。

 

 

あちこちの方面の方に、米つきバッタのように

電話口で頭を下げ、お礼をお伝えし。

 

 

こんなとき、本当に介護って、一人じゃできないし、

日頃からの看護師さんやケアマネさんとのコミュニケーションが

大事だなぁ・・・・と実感しました。

 

 

私は母の介護に行くたびに、毎回、看護師さんや

ヘルパーさんにお礼の手紙を書いて置いてきているのですが、

そういうことってホント大事ですね。

 

 

で・・・・

遅くまで付き添ってくださったケアマネさんと

看護師さんから

「おうち中が、脱糞と失禁で汚れていて、

 汚れと匂いがあるのだけど、私たちも

 もう時間外をかなり過ぎているので、ごめんなさいね」

・・・と、言われ、

 

 

「いえいえいえ!!謝らないでください!!

 病院が決まるまで付き添ってくださって、

 本当にありがとうございました!!

 あとは、私がやるので大丈夫です!」と、

 

 

電話を終え、ひざから崩れ落ちる。

 

 

 

あああ・・・・入院できたのは良かった。

 

 

けど・・・・・

 

 

ああああ、

 

 

家・・・・

 

 

帰りたくないなぁぁぁぁーーーー涙。

 

 

 

怖いよぉぉぉ~~~~。

 

 

 

結局、母は骨折も、ヒビもなく、腎盂炎という

ことでしばし入院。

 

心臓も弱っているから、今後どうするか。。。。

 

 

ホームに入ってくれた方がもちろん安心だし、

楽なのだけど、母は認知が進んでいるに関わらず

家にいたい。という意志だけはハッキリしていて、

 

 

「うちにいたい。他に行くのは嫌。

 自分で働いて建てた家なのに、どうして居たらいけないの?」

 

「どこにも行きたくない。ここで死にたい」

 

 

と、毎回 言われ。。。。。

 

 

そうだよなぁ。。。。

 

 

 

施設の子だって、おうちの子だって、

みんなおうちに居たいし、

おうちで逝きたいもんね。

 

 

末期に病院に入院したり、ホームにいれば安心だけど、

もう治らない、ほんの少し延命するだけだったら、

おうちに居たいよね。本人は。

 

 

そうだよねぇ・・・

施設の子からそう教わったもんなぁ・・・・。

 

 

隣家に迷惑かけなければ、

やはり家に帰してあげたいなぁ。

 

家で送ってあげたいなぁ。。。。

 

 

それは、母のためだけではなく、

私自身が自分のためにやりたいと思う。

 

 

ただ、医師が医療処置の面で自宅は無理!

という判断だったら致し方ないけど。

 

 

介護をされている方もたくさんいらっしゃる

当ブログ読者さま。

 

 

介護されるご本人の意志もあるけど、

介護するご自分の人生もあるのです。

 

 

介護の方の性格や病状、状況にもよりますが、

自宅で看る、ホームに入ってもらう、

どちらも

どうぞご自分の「やりたい!」という方法を

見つけられますように。

 

 

 

そして、悩んで自分なりに頑張っている自分を

あまり責めないでね。

 

 

神さまじゃないんだから、

私たちには、できないことも、

間違うことも、後悔することもたくさんあるのです。

 

 

何か、重大な選択をするときは、

少し家から離れて、(家の気から離れて)

プチ自然の中に

身を置くのもいいですよ。

 

 

 

ベルベル今回のリブログ記事は、2年前のあぶです。

 

たくさんお世話をさせてくれて、

一生懸命施設で居場所を探して、

頑張って余命の何倍も生きてくれた あぶ。

 

 

最後は宿敵のミッツに送られて、

逝きました。

 

 

「お世話させてくれて、ありがとう」

 

 

こんな言葉は施設の看取りの子から

教わりました。

 

そんなあぶのその後の物語は、

HONKOWAコミックス

「ペットの声が聞こえたら」10巻目にも

収録されているので、ぜひ!

お読みになってくださいね照れラブラブ