知り合いの方とかではありませんが、
動物虐待の発見時についての記事があったので
情報をシェアしますね。
リンクができなかったので、そのまま転記します。
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虐待に遺棄…「動物犯罪」を警察に通報する前の心構えとは
長崎での子猫遺棄を通報した愛護団体代表に聞く
証拠・現場を保全するため、警察官が駆け付けるまで一切触ってはいけないという(浦川さん提供)
長崎市江川町のごみステーションで、生後間もない子猫4匹がごみ袋に入れて捨てられていた事件。
6月13日に遺棄が発覚してから16日後の同月29日、長崎県警大浦署が動物愛護法違反の疑いで
近所に住む27歳の男を逮捕しました。
【写真】子猫と一緒に捨てられたレシートなどが逮捕につながったとみられます
当時110番通報をしたのは、同市の動物愛護団体「R&G長崎の保健所の命を救う会」代表浦川たつのりさん。
今回の遺棄事件が逮捕につながったのも、警察が駆け付けるまで現場を保全するなど適切な対応を取ることができたことも一因ではないかといいます。
浦川さんは、普段から猫などの保護活動に取り組む中、こうした事件に直面したときに備えて、警察に捜査をしてもらうための知識や心構えなどを警察関係者から話を聞いたり、独学で学んだりしてきたとか。そこで、動物虐待や遺棄などの犯罪を目撃したときに心掛けるべきことを、浦川さんにお伺いしました。
かつては保護した猫のことを捜査してもらえず…苦い経験も
浦川さんが動物犯罪に直面したときの心構えなどを学ぼうと思い立ったのは3年ほど前。
直径5cmほどに閉まった状態で結束バンドが首に巻かれていた雄猫を保護したときのことでした。
結束バンドは外から見えないほど雄猫の首に食い込んでおり、明らかに何者かが故意に結束バンドを巻いて虐待したとしか思えない状況だったそうです。
動物病院に雄猫を連れて行き、結束バンドを切断。
首を一周縫う手術も受けましたが、幸い大事には至りませんでした。このとき、警察に通報したものの、捜査すらしてもらえなかったといいます。
「結束バンドをきつく巻かれていた雄猫は、ずっと首が絞まってて苦しかったと思います
。どうみても虐待でした。
ただ、動物に関わる犯罪は、現行犯や証拠などがないとなかなか警察に捜査してもらえないケースがほとんどで、私たちのように泣き寝入りすることが多々あります。
そんな苦い経験を通じて、次に何かあったとき、きちんと捜査に乗り出してもらうためにはどうすれば良いのか。私は考えるようになりました」 そこで浦川さんは、動物虐待や遺棄などの犯罪を担当する刑事から直接話を聞いたり、インターネットで情報を集めたりするなどして捜査につながる対応の仕方を学び、次の4つの心構えが必要だと思ったそうです。
1.証拠を保全すること。
2.現場を保全すること。
3.警察官が来るまで一切触らないこと
4.通報後に捜査の協力・対応ができる知識、理解のある人が110番通報すること。
これらの心構えについて、浦川さんはこう説明します。
「ごみステーションでの遺棄事件でも、ごみ袋の中には証拠となるようなレシートなどが入っており、今回の逮捕につながったとみられます
。特に証拠や現場の保全は大事なことで、猫がかわいそうだからと思って第三者の私たちが触ったり、動かしたりしてしまうと捜査の妨げになることもあるようです。
だから、警察官が駆け付けるまで一切触ってはいけません。
ただ、今回の遺棄事件については、110番通報したあと、ごみ袋に呼吸が十分できるように空気穴を開けて、
触らず警察官が来るまで待っていました。
また、通報者の立場は、捜査をする上で非常に重要な役割になります。通報しておしまいではありません。
その後にいろいろな対応をする必要があります。
通報者は、現場の立ち会いはもとより、警察から何度も問い合わせがあったり。
状況を聞かれ詳細を説明したりするなどさまざまな要請を受けます。
ですから、捜査に対して全面的に協力できる人がベストです」