チョコ! | ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

猫は一日中、寝てるんじゃなくて
瞑想しているそう・・・・・
極意を伝授して欲しい・・・・・

チョコはボヘミアンキャットだったので、

あまりいい写真がありません。

同じボヘ猫でも、ちゅーじは室内にいた子だったので、

たくさん事件を起こしたり、写真も撮れたのですが、

チョコは基本、室内には入ってきませんでした。

 

チョコはまだ子猫のころ、東京の旧施設のとき、

愛さん(施設代表70代男性)が、保健所から引き出した子猫です。

 

まだ子猫だったので里子に出そうとしたところ、

ケージから脱走し、旧施設の母屋の軒下(壁の中)に

逃げ込んで、小さな穴から顔だけでしていたそうです。

どうにも出てこないけど、人の手だけは穴から壁に入ったので、

そのうち出てくるだろうと、しばらくは壁からご飯を入れていたといいます。

 

壁の穴から顔だけ出しているのに、数週間たっても

一向に出てくる気配がない。

 

おかしい???と思った愛さんが、

壁を壊したところ、丸々と太ったチョコが

「出てこない」のではなく

太り過ぎて「出て来られない」体型になっていたそうですポーン

 

そんな初動をしくじったのか、天性か?

それから、チョコは幼いうちからボヘ猫道まっしぐら。

 

私がチョコと会ったときは、すでに中年期の猫でしたが、

河川敷近い旧施設で、チョコは外で自由にしていて

ご飯を持っていっても、とにかく逃げて、逃げて、逃げて・・・

 

チョコは人間も猫も嫌いなのです。

 

数日前は、東のホームレス小屋にいた!

昨日は、橋の脇のホームレス小屋の軒下にいた!

さっき、河川敷の猫小屋で見た!

そんな目撃情報があるたびに、ご飯を持ってチョコを探し回る日々。

 

それでも愛さんは

捕まえてシェルターに入れることなく、チョコの行く先、行く先に

ご飯を届ける方法を選んでいました。

 

三重県の施設に移転してから、チョコは試行錯誤しながらも
自分の居場所を自分で見つけるように努力していました。
 
いつもログハウスの入り口にちょこんと座り・・・
 
私を見つけると、小さな声でひと声鳴き
 
踵を返し、後にある冷凍庫を通って
 
このトンネルの中に私を呼びます。
もちろん、おやつの催促です。
チョコはこうして、ご飯を催促するわりに、
相変わらず逃げるのです。
 
新施設でも逃げ回るチョコのために
ご飯の時は猫全員を閉じ込めて、
チョコにご飯をあげるのが日課でした。
 
 
17年?には腎不全末期と診断されて、
18年の2月には、まったくご飯を食べなくなり
あごが破れて、膿が止まらず、もうダメだと思っていました
 
そんなこんなを克服し、それから本来必要な点滴もさせずに2年ビックリマーク
高齢ながら、ずいぶんと穏やかに
相変わらずボヘ猫道を真っ当しメラメラメラメラ
 
たま~に、室内で
こうして、いるとなんだか、嬉しくて。
室内にいてくれるだけで、嬉しくて・・・・笑い泣き
 
 
食べられなくなってからも、点滴も薬も拒否して
最後まで、亡くなる最後までボヘ猫道キラキラキラキラを歩んだチョコ。
それはそれで、とても猫らしい生き方で、
愛さんと私はそんなチョコの選んだ道を尊重し、
治療はしないことに。
 
最後はウッドデッキの棚の下で、
元気な猫たちが行きかう姿に溶け込んで
 
やっと昏睡状態に
 
良かった。
昏睡状態ならもう苦しくありません照れ
 
 
キラキラこの世と虹あの世を逝ったり来たり
 
この1時間あと、このまま静かに逝きました。
食べられなくなってからは、苦しい期間が長ったけど、
最後は昏睡のまま逝けました。
 
最後までボヘ猫のままでしたが、
いてくれるだけで大好きだったチョコラブラブ
 
たとえ、おやつの催促でも
たまに呼んでくれて嬉しかったよ照れラブラブ
 
こんな子もいるから猫はおもしろい。
あなたのボヘ猫も、それはその子の個性です音譜
どうぞ大事にしてあげてください照れラブラブラブラブ
 
チョコにたくさんの美味しいものプレゼントキラキラをありがとうございました。
たくさん、たくさん、お腹いっぱいいただいて
逝きました。
 
チョコにありがとうございました虹キラキラキラキラキラキラキラキラ