娘の質問 | Emma、ニュー・カマー物語♪ 

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「ママ、人は死んだらどうなる?」

数日前、茶碗片付けに忙しい私に向って、娘が突然、上の質問にしてきたのです。

「分かるわけないじゃん」と、内心思いながらも、

「それはね、もちろん生前の行いによって、天国か地獄にいくでしょう」と、賢そうに?答えた私。
「え・・・?ママはなんで、それを知っているわけ?」と疑いたっぷりの目で私を見つめる娘。

「それはね・・・。う~~~ん。そうなっているからよ」と、なんて知性のない答えをし、その場を去ってしまった私(笑)。

そういえば、娘の足のサイズはもう私を超えている。
以前のように、幼児向けの説明が通用するはずがない。

しかし、娘のさりげない質問で、私はいかに他人の、そして自分の「死」について考えていなかったことが分かりました。

今日はお盆ですね。

日本ではご先祖様が子孫の家にくると言われているようですが、韓国でも全く同じく(旧暦ではありますが)チュソク(추석)という大切な日があって、法事をして、ご先祖様を迎えます。

実は、私の家はカトリックで、父が末っ子ということもあって、韓国では一度も法事をみたことがありません。

ただ、多くの韓国人はチュソクに宗教と関係なく何らかの形で、ご先祖様を祭ることをしていると思います。

韓国にいたときは、「なぜ、あまり関係のない先祖まで祭らないといけないのか」と、少し理不尽に思ったこともありました。

しかし、今となっては、(年のせいなのか)死んでいくすべての人の最後を大事にすること、そして「あの川を渡った」人に対する思い出から、何かを学ぶこと、それが大切ではないかなと思うようになりました。

また、たまに頭の中で、自分の人生の最後の「砂時計」を想像してみること。(なんていうMでしょうね。笑)

話が少し変わりますが、最近ある人の話を参考に、寝る前の5分間だけ、いいことだけを考えるようにしています。

私はどこに向かって、何をしたいのか。
誰に、何を感謝しているのか。などなど。

シンプルな習慣ですが、それが、寝ている間、無意識に働きかけているせいなのか、次の日目が覚めた時、とてもポジテイブな気持ちで一日を迎えることができます。
効果抜群なので、ぜひおすすめします!!

笑っても、怒っても、憎んでも、愛しても、この人生はいつかすべてが終わってしまう。
どんなことが起きても、前だけを向いて歩いていきたいものですね。