教室を借りて映画上映をする、というので観にいくことに。
そのタイトルは・・『オキュパイラブ (Occupy Love)
![ドキドキ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
オキュパイ運動(Occupy Movement) について
2012年に公開されたドキュメンタリー映画である。
オキュパイ運動とは・・ウォール街から始まった、
『ウォール街を占拠せよ (Occupy Wall Street: OWS movement)』
が世界に広まったものだという。
2011年9月、アラブの春で抗議活動が独裁政権を倒すのを見て、
人々がウォール街の公園を占拠したらしい。
彼らの主張は、『収入の格差をなくし、
一部の大企業と国際金融システムが民主主義をなおざりにして
世界をコントロールするのを変えたい』 というもの。
スローガンは、アメリカでは国民の1%が富を所有している、
という意味を含めて 「私たちは99%だ (We are the 99%)」
![クローバー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
他の国では色んな主張も入ってくるみたいだけど、基本は大体同じ。
日本でも実は、六本木や日比谷でオキュパイ運動が行われたみたいね、
全然知らなかった。。
![ショック!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
上映後、映画の感想を議論する時間があった。
何人か発言したけれど、それらは全て批判的なものだった。
特に覚えているのは、これ。
「テーブルの周りにみんなが集まって座っているだけ。
次のステップが何か誰も分かっていない。」
かく言う私も、具体的な解決策や新しい提案が無かったら
私は動けないなぁ、と思っていたのでひそかに共感。
企画した子は
「批判からは何も生まれないのに・・」
と涙ぐみながら、とてもがっかりしていた。
確かに原発の問題と環境問題を見ていると、
資本主義はそろそろ本当に限界かも・・と思うことがある。
エネルギーを使えば使うほど、物を消費すれば消費するほど
経済が良くなる、という仕組みがそもそもおかしい気がするし、
貧富の格差についても、一部の人達の「思いやり」と「寄付」で
何とか世界が成り立っている気がしている。
世界のあり方を根本から見つめ直す、という意味では
いいきっかけになる映画じゃないかな。
![得意げ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/189.gif)
ここで終わりにせず、議論が広まっていけばいいんだと思う。
日本では、以前私が講演を聞きにいったことがある
『ユナイテッドピープル』 というところが、
(※参考記事:『世界を舞台に働く生き方』 )
2013年8月から配給開始。
その後、各地で自主上映が行われているようだ。
![クローバー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
![クローバー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
・・・
![おやしらず](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/202.gif)
話は変わってウォルマートの話。
ウォルマートファンデーション (Walmart Foundation) の
トップを以前務めたことがある、Margaret McKenna という方が
ある日講演をしに学校にやってきた。
ウォルマートファンデーションは、
ウォルマートという世界最大のスーパーマーケットチェーンの系列。
ウォルマートがどのくらいすごいかっていうと・・
この動画を見れば一発
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
新しい店舗が増えるペースが一目瞭然
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
ウォルマートファンデーションは、社会貢献活動を行っているらしく、
中でも 『Fighting Hunger Together (一緒に飢餓を無くそう)』
というプログラム(2010年~2015年)が有名らしい。
アメリカでも深刻な飢餓問題は起こっており、それを解決するために
2013年には369万食
![ナイフとフォーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/075.gif)
![お金](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/183.gif)
※参考記事 Walmart:Hunger Relief & Healthy Eating
その他にも学校へ朝食やランチを提供したりもしているそうだ。
マーガレットさんは言う。
「飢餓問題は、解決できる問題です。
結局、配分のシステムなのです。」
そういうこともあって、ウォルマートはアメリカ全土に
ネットワークを広げてきたのだという。
リーダーシップで必要な能力・資質などについて語った後、
最後にマーガレットさんはこう締めくくった。
「何かをしましょう。
世界の深刻な問題を前にして困惑する必要はありません。
たとえ解決はできなくとも、ほんの一部を変えることは可能なのです。」
"Do something - You can fix a piece of it...."
世界についてこんなに考えたのは、大学生以来だろうか。
世界を良くしたい、というような話を
大学生の時はよく熱く語り合っていたりしたものだけど・・
情熱を持った人達に囲まれて、世界をこんなに身近に近く感じられる。
留学の醍醐味はここにあると思った
![得意げ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/189.gif)