衝撃を与えた知らせ | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

何だかんだでアメリカの生活にも慣れ、
語学学校の授業をそれなりに楽しみ始めていた。

そんなある日、2週目の月曜日の朝、
突然のニュースで学校が異様な雰囲気に包まれた。

それは・・・

「生徒が事故で亡くなった」

というもの。

(こんなことブログに書くべきではないかもしれない、
でも何となく書かずにはいられない。
もしかしたら彼のことを忘れないために、
何か残しておきたいのかも・・。)


私が驚いたのは、その生徒が私のクラスメイトだったということ。
(私が一番好きな、会話のクラス)
私が通っているELCは150人以上生徒がいるし、
まさか同じクラスだとは思わなかった。

私はまだ4日しか一緒に授業を受けていないし、
あんなにグループワークを散々やったのに
なぜか彼とは1度もペアになったことはなく、
たぶん1言2言くらいしか話したことは無い。

だけど記憶を辿ると、確かに彼は同じ教室に、いた。
陽だまりの中、窓側に座ってにっこり笑っている姿が思い浮かぶ。

たった3日前の金曜日は、
みんなであんなに楽しく授業をしてたのに・・
本当に信じられなった。

彼は3月からここELCに通っていて、5ヶ月もここにいる。
同じ韓国からの留学生のショックは半端なく、
韓国留学生のクラスメイトも多いこともあって、
その1週間はあまり授業にならなかった。

聞くところによると、
週末に語学学校の友達8人くらいでビーチに泳ぎにいって、
おぼれてしまったらしい。


・・実は同じ日、私は一緒の家に住んでいるスペイン留学生から
「一緒にビーチに行こう」 と誘われていた。

その日私は疲れていて行かなかったし、
同じビーチじゃないと思うけど、
どうしても人事とは思えなかった。

ベナンでは毎日色々気をつけていたけれど、
こっちでは平和ぼけしてすっかり油断してた・・。

世界のどこにいても
本当にいつ何が起こるか分からない、
ということをあらてめて痛感。

23歳という若さで亡くなった彼の両親のことを思うと、本当に胸が痛い。

彼との思い出をほとんど持たない私に、
彼のためにできることはほとんど無い。
だけどできる限り彼のことを覚えていて、彼の分まで勉強して
きっと無事に日本に帰ることだって思った。