6月12日(金)、コトヌで
20年度1次隊の活動中間発表があった。
ベナンでは赴任して1年後に中間発表、
帰国前に最終報告を
他のボランティアの前で発表をしている。
(今後、この形態は変更予定)
同期が15人いるため、1日がかりの日程。
しかも19年度1次隊 (1人) の最終報告と
送別会もかねているため、
ほぼ全員、約50人の隊員が集まった。
私もこの機会に1年間の活動をふりかえってみた。
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協力隊の目標: 5年後、10年後も残る改善を最低1つ残す
活動の目標: 視覚障害者グループ、女性グループの生産活動
の活性化&メンバーの所得向上
やったこと&成果・状況
1) 視覚障害者グループ
啓発イベントの実施
※参考記事:http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10216944843.html
募金: スポンサー21名より144000フラン (約36000円)
当日募金 52775フラン (約13000円)
広報活動: ラジオ番組2時間、新聞掲載、
テレビ局1社の取材、300人弱の見学者
オリジナルTシャツの作成
ござ作り
※参考記事:http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10204744051.html
2枚 4000フラン (約1000円) の売上げ
材料を盗まれ、今回は赤字になってしまう予定><
キーホルダー作り
※参考記事:http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10244832894.html
138個 31000フラン (約7700円) の売上げ
ポルトノボNGOのまとめ買いが無ければ赤字だった。
メンバーには参加手当と制作の報酬で
合計約28000フラン (約7000円) を還元済
石鹸作り
※参考記事:http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10249857106.html
新しい試み。
コギという洗濯石鹸作りの開始。
2回の生産で 18500フラン (約4600円) の売上げ
ただし材料費が高い、在庫管理ができていない、
(石鹸が盗まれた可能性)、お昼代を食べたなどがあり
黒字が出ていない。
今後、苛性ソーダを使わないアディコトという石鹸を作ってみる予定。
バッジ販売
新しい試み。
書類をそろえて省庁に許可申請済。
許可がおりれば、学校でバッジを販売できる。
10フランで買って、25フランで売れるらしい。
どうなることやら・・。
メンバーへのマイクロクレジット
メンバーが新しい商売を始めるために
無担保で小額のお金を貸し出す。
1人最大 50000フラン (約15000円)、利率5%。
11名が希望しているが、まずは主要メンバーの6名から開始予定。
コトヌの視覚障害者団体が支援。
しかし、会長が辞任しなかった今、
本当に資金がおりるのかどうか現在話合い中・・。
2)女性グループ
女性グループの再編成
※参考記事:http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10232381271.html
32グループ139名が会議に参加
代表の役員を選んで、
CEGFという女性グループ連合の組織を結成。
現在2ヶ月に1度、役員と会議を開いて
活動の進捗状況を報告している。
マイクロクレジット
女性グループの活動見学を8グループ行い、
実際の活動状況を見た。
マイクロクレジット省に訪問して、
一度女性グループの活動を見に来ると言われたが、
「忙しい」 の一点張りで2ヶ月以上待たされている。
CCECという機関には協力者のNGOの名前で口座を開設。
ここも何ヶ月も待たせられたが、
ようやく1グループあたり 15万フラン~30万フラン (約7万円)
の貸し出しで話が少しずつ進んでいる。
現在リストを作成中。
もう少し時間がかかりそう・・><
研修
研修にかかる費用をFCILという
カナダの援助機関に資金要請 (計画書提出) 済。
現在結果待ち。
今後のことを考え、インターネットカフェを
経営して研修の費用を稼ぐ、と
協力者のNGOの人はいきなり言い出したが、
・・本当にやるんだろうか??
お店の建設
市役所に土地を探して、と頼んでみたが
「見つかるのも運」 と言われ、半ばあきらめている。
お店建設資金を、アメリカ大使館に申請予定。
これからの1年間: 今進めている活動を形に残す
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1年という時間があって、活動を最優先しても
ベナンの時間の流れや色んなことの壁があり、
結局できたのは以上のことだけだった。
やりたいことの3分の1もできていないが、
協力隊員によくある悩み
「何をしたらいいか分からない」
「周りの人のやる気が無く1人で空回り」
という問題に出会わずに済んだので、それはよかったな、と思う。
自分の活動を意義のあるものにできるかどうかは、
やはりこれからの1年にかかっているとあらためて感じる。