奴隷区 僕と23人の奴隷 | DVD中毒患者の感想文

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現在youtubeの心霊コンテンツや韓国ドラマを鑑賞中。
韓国語を覚えて、字幕無しで聞き取りたい、話したい欲爆発中。
ホラーも相変わらず好きだけど、頻度が減り、ゆっくり更新になってます。

なんか、山田悠介あたりが描きそうですな。

そう思って見たんだけど、違った。

でも、世界観はとてもよく似ていた…と思う。


最初タイトルの意味が理解できなかったんだけど、

何のことは無い、登場人物の名字が東京23区の名前だから

奴隷「区」なわけね…

23区の名前にする必要あったのかな…?


ネットでSCMと呼ばれる装置を買って、

その装着者同士でバトルをする。

負けるとその相手の奴隷になる。

…んで、この勝負いつ終わるの?

全員奴隷にしたら終わりだと思うでしょ?

でも、3か月そのままなら第二ステージと呼ばれる奴隷になるらしい。

っていつまでたっても終わらないじゃん!と突っ込みを入れました。


そしてもう一つ。

SCMはネットで販売されています。

なのに購入者が全員比較的ご近所にいるってどういうことよ。

しかも名前が23区と同じってそんなの、

ものすごい天文学的な確率じゃないと無理じゃない?

とこれまた突っ込みを入れました。


おはなしはねぇ…

秋元彩加と本郷奏多が同い年っていう設定に無理がある。

姉弟にしときゃよかったのに…

そして…面白くなかったわけではないんだけど、

期待が大きすぎたのか、ややあっさりした印象でした。


スパイスになっていたのは斉藤洋介と鳥居みゆき。

ま、斉藤洋介は演技達者なので安心ですよ。

安心して不気味さ満点でしたわw

問題は鳥居みゆき。

あのキャラでくるのか、それとも普通に演技しているのか、

最初のクレジットの段階では不安でしかなかった。

ところがどっこい、あのキャラは残しつつ演技もきちんとするという、

そして違和感なくこの映画の世界に溶け込んでいましたよ。

映画の中ではちょっと際物扱いだけどw

最近テレビで見なくなったなぁと思っていたらこんなところに活動の場を広げてたのねw


で、結局最後はミイラ取りがミイラになって終わった感じだけど、

今まで出てきてた白いSCMではなく、

青いSCMが出てきましたが…彼は一体何者?

なんで一人で2個のSCMを持ってるの?

という謎を残したまま終了。


まぁね、謎をすべて解明して終わる必要は無い。

この場合も、ゲームは進化しつつ終わらないという意味での

青いSCM装置かな、と推測できるから。

ただ、ただバトルの内容が「あっち向いてほい」、とか「いっせーの」とか、

もうちょっとなんか無いのか…

ま、激しいものは女王様と鳥居みゆきがやっておりましたが…

もうちょっと主人公も緊迫感のあるもので勝負してほしかった。

あ、それだと最後のバトルとのコントラストが付かないか。


ま、なんにしろ、ものすごく面白かったわけではないけど、

つまらなかったわけでもない。

なんとも言えない山田悠介もどきの世界観の映画でした。