DVD中毒患者の感想文

DVD中毒患者の感想文

現在youtubeの心霊コンテンツや韓国ドラマを鑑賞中。
韓国語を覚えて、字幕無しで聞き取りたい、話したい欲爆発中。
ホラーも相変わらず好きだけど、頻度が減り、ゆっくり更新になってます。

まだまだ?

京都はまぁ、古都だし魔都なので、いろんな回で登場しているでしょうが…

大々的にSP組んだことあったっけ?

…ま、いっかw

 

今回も体験入団していきましょう。

 

【1】

ホラー作家:田辺青蛙が一緒に回る。

「考古資料と漫画で見る呪術 ー魔界都市京都展」

墨書人面土器:疫病などの禍いから逃れるために、墨で顔を描いた土器に息を吹き込み、穢れを移して、川に流したと考えられている。
土馬:疫病神の乗り物と考えられており、一説には来られないように、土馬の足を折ったとも考えられている。
人形代:呪いに使用されたものとされ、その証拠に腕が後手に縛られた状態で出土している。
その他にも、様々な形の形代、災いから身を守るも物忌札、呪術に使う呪符なども展示されている。

なぜ木でできた形代は井戸から出土するのか。
職員の見立てでは、枯れた井戸は埋められる可能性があること、湿度がある枯れ井戸に放り込むことで形代が割れることなく、保たれ、その効果が続くと考えられたのではないかと言う。

「全快地蔵」
病気平癒のため、病院の前に置かれている地蔵。
だが、調べても由来や起源は不明。
本来はありがたいお地蔵様だが、付近の敷地で大量の石地蔵が出土し、祟りがあったとされている。
明治32年に出土した石地蔵を運び出した農家の一族は死に絶え、大正8年の地蔵出土では、関係者6名が亡くなった。
祟りを恐れた関係者が地蔵を集め厳かに祭典を執行し、以後、変異は起こらなくなった。

出土した地蔵に関する諸説の中に崇徳院の祟りがあると知った団長。
その崇徳院の人喰い地蔵が祟り地蔵と関係があるのではと考えた団長の進言で、崇徳院の地蔵が集められている積善院に向かった。
そして人喰い地蔵の横にある小さな地蔵群がもしかしたら出土した地蔵なのではないかという仮説を立てた。
そして、後に確認したところ、実際に数体が全快地蔵の場所から出土していることがわかった。

「子安観世音」
巨大地蔵が夜中に歩くと言う噂を聞いた。豊臣秀吉が聚落第の庭に強引に持ち帰ったと言われている。
しかし、夜な夜な石仏が悲痛な唸り声を出すので、やむなく元の場所に戻されたという逸話がある。

「祟りの石地蔵」
祟りを鎮めるため、1カ所に集めて祀ったとされている石地蔵は、今でもその大学の構内に残されていた。
大学が設立されたときに出したもので、関係者に次々と災いが起きた。
そして、今なお地蔵は祀られている。

「魑魅魍魎狩籠の丘」
比叡山の公式魔所から唯一省かれている最も危険な場所で、最澄が狩った都の魔物を埋めたとされている場所。
魔物は目印として置かれた3つの巨石を直線で結んだ正三角形の中心に封印されたと言われている。
千日回峰行を行う僧は、真夜中にこの場所で提灯のろうそくを置いて読経しながら去るという。
そしてここで団長は嫌な気持ちになるような事は無いと言う。


末代まで祟るその思い。
どうすれば長い間朽ちることなく形代を保つことができるか。
恨みではなくても物に命が宿るこの強い気持ちがあった結果生まれた話、祟りなどもあった石仏。

今も昔も、本当に怖いのは人間。

…最澄が沈めた魔物…会ってみたいなぁ。
関係者に三角の中に入ることを止められたにもかかわらず、入っていく団長。
さすが団長w
色々な場所で色々な恨みや呪いを受けた結果、それらが相殺されて、団長は無事なのでは?と思い始めたw

【2】

今回も田辺青蛙と行く。

「革堂(コウドウ)行願寺」
創建者:行円が子を孕んだ母鹿を射止めてしまったことを悔い、その皮を身に付けていたことから皮聖と呼ばれ、寺の名も革堂と呼ばれるようになった。
宝物館には、若い女性の幽霊が描かれた絵馬がある。
また、多くの石仏が祀られている百体地蔵尊があるが、いつどこから集められてきたのかわかっていない。

なぜ、若い女性が描かれた絵馬があるのか。
質屋で子守奉公をしていた『おふみ』は御詠歌を歌っていた。
だが、質屋の主人は御詠歌が気に食わず、
おふみを殺す。
そして、その亡骸を庭に埋め、親には家出をしたと嘘の知らせをした。
娘を探す両親が御堂に泊まると、夜、おふみの霊が現れ、気がつくと母親が持たせていた手鏡が置かれていた。
その時の状況を描いたものが絵馬である。
そして絵馬を描いたのはおふみの母親であり、実際の手鏡が貼り付けてある。

特別に公開…されなかった

「日向大神宮」
ほぼ日本全国の神社の神様が祀られている。
『京の伊勢』と呼ばれるれているパワースポットである雨の岩戸を通り抜けると罪や汚れを極められると言われている。

「天の岩戸」
大きな岩をくりぬくような形で作られている。
岩戸の中には、岩戸を引き上げた天手力男が祀られている。
岩戸くぐりで罪や汚れが祓われたのか、一同清々しい気持ちで参拝を終了したのだが、帰り道で不思議な鳥居を見つけた。
おそらくは、山を御神体とした山岳信仰だろう。

「人形を見る」
団長がもともと気になっていた人形を田辺が持ってきた。
お寺に住む田辺の祖母の知人の檀家がネットで購入したものである。
この人形の話をしたものの、家から持ち出したり、見せることは拒否をしていた知人。
亡くなった後、遺品整理をしていると、ガムテープで気にされた段ボールが見つかった。
だが、その段ボールは下半分がびっしょり濡れている等、不思議なことがあった。

ある日の怪談イベントに人形が入っているだろう段ボールを持っていった。
段ボールを開けなかった理由は、話し声がするからである。
それは、ラジオでも入っているようなノイズ混じりのものだった。

とても可愛らしいとは言えない人形だが、ネットで購入した方は『とても可愛らしい人形を手に入れた』と喜び吹聴し、また、友達にどうぞ人形が送られてきたり、洋服、最終的には薔薇の花束が送られてきた。

怪談イベントの日、この人形がしゃべると言う出来事が起こる。
参加者が赤ん坊あやすように、この人形を抱き、体が欠損していることに気がついた。
その後、返してくれる時に、不思議な声を発した。
だが、その声は人によって鳴き声、笑い声など、全く違うものに聞こえていた。
さらに、その場にいた少数の人間を除き、ほぼ全員が聞こえている。
さらに、出演者がつけていたピン。マイクでは声は拾わず、会場全体を見渡せるように設置されていたカメラのマイクのみ音を拾っていた。
その時の音声は、当時テレビ番組で放送されたが、人形の持ち主とトラブルになってしまった。
人形は、持ち主に、一旦返されたが、その後何故か着払いで送り返された。
また、留守番電話にも「もう好きにしてください」と残されていたと言う。
だが、人形に関わりたくないだけで理由がわからない。

田辺はこの人形に敢えて名前をつけていない。
そして、何も異変と呼ばれることは起きていない。

「木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社」
通称蚕ノ社。
ここには、京都三珍鳥居の1つ、三柱鳥居がある。
3つの鳥居を正三角形になるように組み合わせて配置し、その中心は小石を積み上げ、御幣を依代としている。
ただし、この鳥居の起源はわかっていない。


団長も言っていたが、人形に名前をつけると何かが変わる。
愛着のあるものには名前をつけるし、それが愛でるいうことなのだろう。
呪物の回でも同じようなことを言っていた気がするな。
名前をつけず、物として扱っているから、持ち物を不幸にすると言われているものでも、リサイクルショップの店主は大丈夫、というような。

おふみの母親が描いた絵馬、みたかったなぁ。

【3】

華井二等兵と行く。

「桃太郎神社」
全国各地にあるが、岡山県が有名な桃太郎。
愛知県犬山市も、桃太郎伝説のある地域である。
境内には、桃太郎の話の場面がいたるところに再現されている。

鬼退治が終わった桃太郎は、帰宅後、おじいさんおばあさんと仲良く暮らした。
2人が亡くなると、山に姿を隠し、その山が桃のような形になったため、お社を作った、とされている。
そして桃太郎は子供の守り神となっている。

かつては、この神社に、鬼の子供のミイラや荻野頭蓋骨などもあったが、火事で消失してしまい、今は写真しか残っていない。
だが、地名と言う形で伝承は様々残っている。

完全懲悪の話ではなく、改心した鬼とも仲良く暮らす、という平和な話である桃太郎。
豆まきの掛け声は「鬼は外、福は内、鬼も内、福も内」だと、神主は話す。

「神の住む家」
神社の裏側にある廃墟である。
トタン屋根のその家は、草に飲み込まれそうである。

ただ、そこには石碑があり、石碑には無心入神と刻まれており、邪念から心が解放され、神の境地に達すると言う宗教的な意味の言葉である。
この石碑の裏には、人物の名前と叙勲された事実が書かれている。
授章は昭和54年だが、それに比べて建物が古い。

崩れそうな建物のその中で、住民の生活の痕跡がわずかに残っていた。
そのメモを撮影しようとした時、スマホの画面に黒い線がよぎるが、残念ながらカメラに残っていなかった。

後調査で、住人は神社関係者の親戚だと判明した。

「旧木の実隧道」
華井二等兵とオーケイ岡山が訪れ、女の声を聞いたが、浸水が激しく進むことを断念したトンネルへのリベンジ。

トンネルに向かう途中でも、マイクに拾えていないかすかな声が聞こえているらしい。

前回とは違い、装備を整え水の中に入っていく。
途中数回、女の声のようなものが入る。
だが、トンネルを抜けた先は私有地で立ち入り禁止となっており、誰かがいる事は不可能である。

団長は、林業関係者やマタギの話から、山の神は女ではないかと考えていると言う。
前回、岡山や華井二等兵が聞いた女の声も、もしかしたら山の神の声だったのではないか。


決して派手な事は起きない。
何かがあってもパニックにはならない。
大げさな脚色をしない。
やっぱり、心霊探偵団は信頼できる。

【特典映像 まだまだ掘りたい 呪物クロストーク】
田辺は持ってきた人形の他にも、心臓発作で亡くなった少年の霊が閉じ込められているというゴーストボトル、人魚のミイラ、牛の刻参りに使われた五寸釘などを所有していると言う。
骨董市などで購入するが、踏み絵に使われたものと言われ、購入したものは全く偽物だった。
呪物コレクターなどの出現により、こちらのものが高騰しており、その中には偽物も含まれている。

古いものにどのような物語をつけて売るか。
その物語こそが付加価値ではあるが、証明の使用がないため、それを含めて楽しめるようにしてほしい、と言う団長と田辺だった。


このシリーズを見ると、YouTubeなどで毎回必ず派手な心霊現象が起きるチャンネルなどを見ると、疑い深くなるよねw
何も起きなくても、編集の仕方によって恐怖を煽ることがホラーエンターテイメントであり、何も起きていないから、こじつけで何か起きたことにするのは違うよね。

今回も信頼できるシリーズ、信頼できる探偵団でした。
ま、旧木の実隧道以外、心霊スポットに行ったわけじゃないけどw