突然ですが、モンテッソーリ教育では、よく
「先生は、子供を褒めない。」
と言われます
子供を褒めることに関しては、賛否両論ありますし
色々な議論や、育児本、情報で
いったい、どちらが親としてするべきことなのか
迷ってしまうと思います
実際、MLHの図書にも
「子供が育つ魔法の言葉」の本があったり、
一方では、
News Weekの雑誌で
科学者の調べで、
褒めすぎると子供は努力をしなくなる
とかあったり
モンテッソーリの教師は、全く褒めないと
思われがちですが
「褒めない」ではなく、
「褒める」のニュアンスが少し違います
もちろん、教師たちも人間ですから
子供たちが何かを達成したときには、
心から喜びますし、一緒に感動します
しかし、アプローチとしては
こうです。
「それが、最後までできてみてどうだった」
「うれしかった」
「どうしてうれしかったの」
「途中で、できないと思ったけど最後まで頑張ったから」
「そっか、○ちゃんがうれしかった事が、私はうれしかったな」
「おりこうさんだね~」の代わりに、
「片付て!と、頼んだときに片付けてくれてありがとう」
あくまでも、子供自身で評価させるように
させているのです。
悪い・良い、よく出来た、頑張れた
と言うことを自分で判断して、
それに対して、自分がどう思ったのか
どうして、うれしかったのか
これって、大切だと思います
自分で自分の評価を決めることによって、
確かに子供たちは
「親のために、頑張る」
「誰かに褒められるために、頑張る」
から、自分が達成感を味わったり、
嬉しかったりすることが楽しいから、
頑張れる様になってくるような気がします
大人として、
子供たちには感じて欲しいのは、分かって欲しいのは
あなたが、悲しい時には、私も悲しい。
あなたが、悔しいときには、私も悔しい。
あなたが、嬉しいときは、私も嬉しい。
と言うことで、評価する人ではないんだよと言う事。
皆さんは、どう思われますか?
ちなみに、
モンテッソーリ教師として避けるのは、
褒める=praise
評価的褒め方(evaluative praise)
・本当にいい子だね!
・言ったとおりにできたね!
・言う事を聞いてくれて、嬉しいわ!
・すごく誇りに思うわ!
など。
以下のような、励ましや言葉を掛けます。
勇気付ける・激励する=encouragement
表現的褒め方(descriptive praise)
・あきらめずに、最後までできたね!
・できると信じていたよ。
・手伝ってくれて、ありがとう。
・自分で誇りに思うでしょ?