大の里、所要7場所での初優勝はお見事! | ライター&挑戦者マイケルオズの気まぐれトーク

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大相撲夏場所は、新小結で入幕3場所目の大の里が千秋楽も勝って12勝3敗で初優勝を果たしました爆  笑

入門して幕下付け出しデビューから7場所目という史上最短の優勝。元横綱輪島さんの付け出しデビューでの記録を大幅に更新し、先場所の尊富士よりも3場所早く優勝の栄冠を勝ち取ったのです。

 

大の里の強さは、もはや大関クラスと言ってもいいでしょう。新入幕でも一時優勝争いに絡み、先場所は千秋楽まで尊富士と優勝を争いました。今場所、ようやくちょんまげが結えたばかりの関取・・・スゴイです。

 

今場所は新小結という難しい番付でした。しかし、初日に横綱照ノ富士に土をつけて休場に追い込み、常に優勝争いに名を連ねながら15日間取り続けました。大関陣の取りこぼしも大の里には有利に働いたと思います。

 

これで大の里は三役で二ケタ(12勝)を挙げましたので、早くも大関取りの起点ができたことになります。来場所も二けた勝つようなことがあれば大関取りとなり、年内にも大関昇進の可能性が出てきたわけです。

 

前に出る圧力の強さに加え、大関戦や千秋楽の阿炎戦でも見せたように寄っていく時の体の寄せ方も上手です。高安や平戸海に負けたように、まだまだ未完の部分も多いですが、その分伸びしろの大きさも感じさせられます。

 

来場所はおそらく新関脇となるでしょう。どんな活躍を見せるのかが楽しみですニコニコ

 

ここからは夏場所を総括したいと思います。

 

正直言って今場所だけでなく、ここ2年ほど新入幕とか、新鋭の力士がいきなり優勝争いに絡むという場所が続いています。一方で大関と三役の力の差が拮抗し、星のつぶし合いで成績が上がりません。

 

満身創痍の横綱照ノ富士は、もはや万全の体調で相撲を取ることができないでしょう。大関陣も霧島がカド番で休場し、大関陥落となってしまい、貴景勝もカド番の来場所が気がかりな状況です。

 

琴櫻の11勝、豊昇龍の10勝は、大関としては一応合格点ではありますが、番付最高位として優勝できなかったので物足りなさが残ります。大の里が12勝での優勝だったので、相星で並ぶチャンスは十分あったはずです。

 

NHK中継でアナウンサーが「アマチュアが強くなったのでしょうか」と解説者に投げかけていましたが、私に言わせればアマチュアが強くなったのではなく、「プロの関取が弱くなった」だけじゃあないでしょうかはてなマーク

 

かつては、プロとアマチュアの差が最も大きい競技の一つが大相撲でした。でも、今はそうでなくなったことを先場所の尊富士、今場所の大の里が示した形です。この流れはこれからも続いていくのか・・・

 

大の里への期待とともに、関取たちに奮起してほしい。好角家の切なる願いですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

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