宮城野部屋の一時閉鎖と転籍を「問題提起」したい | ライター&挑戦者マイケルオズの気まぐれトーク

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大相撲春場所での尊富士優勝の熱気が冷めやらぬなかで、予想通り、場所後の話題を一身に集めたのは宮城野部屋の一時閉鎖と伊勢ケ浜部屋への転籍でしたショボーン

 

最初に言わせてください。今回の措置はベストでもベターでもありませんむかっむかっむかっ

(宮城野部屋HPよりスクショしました)

※以降のコラムは、あくまでも個人の見解であることをお断りしておきます

 

多くの好角家や相撲ファンが、SNSにコメントを載せていますが、ほぼ例外なく伊勢ケ浜部屋への転籍について問題視、疑問視、さらには反対の声まで上げています。

 

一つには「宮城野親方への処分としては、他に類を見ないほどの厳罰である」という点。過去にも木瀬部屋が一時閉鎖されたことがありましたが、あの時は木瀬親方自身が問題を起こしていました。

 

今回は、直接の当事者が弟子の北青鵬であり、宮城野親方は監督責任、報告義務違反を問われたわけです。さらに、内部調査にマスコミ関係者を同席させて口止め工作を図ったことも厳罰の理由となりました。

 

処分として、委員から年寄への2階級降格というのは妥当だと思いますが、そこに「部屋の閉鎖」まで加えられたのは、過去の似たような事例とも比較して、あまりにも厳しすぎるなと感じたわけです。

 

そして二つ目に「宮城野部屋の扱いを一門(伊勢ケ浜)に丸投げしたこと」です。個人的には、ここが一番大きな問題だと思っています。なぜ、相撲協会全体で対処しようとしなかったのか・・・DASH!DASH!DASH!

 

確かに、大相撲の長い歴史は一門制度によって支えられてきました。守るべき伝統は守っていかねばなりません。ただ一方で、時代とともに変えていいこと、変えなければいけないこともあるのではないでしょうか。

 

現実問題として、学生出身力士が増えたことにより、かつてのような一門のつながりよりも学閥の方が重視されるようになっています。近年ではとくに出身高校の同窓生という関係性が深まってきている気がします。

 

今回の問題で言うならば、転籍先を一門の部屋にこだわらず、例えば最高責任者である八角理事長が、責任を持って宮城野部屋を預かるという「八角部屋への転籍」も、検討の俎上に乗せるべきでした。

 

また、宮城野部屋を残す方法として、参与の親方を指導監督者として交代で部屋に常駐させるというのは考えられなかったのでしょうか。参与には元理事で師匠経験のある尾車親方、鏡山親方、陸奥親方といった適任者がいるじゃないですか。

 

こうした検討がされたような形跡すらなく、丸投げした結果、伊勢ケ浜部屋が吸収する形で転籍が決まってしまいました。これは力士たちにとってマイナスになる部分が大きいのではないかと懸念しています。

 

 

今回の問題とは関係ありませんが、千秋楽の木村庄之助差し違いは完全にスルーされたようですねガーン

 

 

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