本日、「イオンカード 本月の請求明細の確認」というメールが来ました。ご丁寧に【重要】という冠まで付けていますが、当然身に覚えはありません。即座に削除するところでしたが、スクショ撮って晒すことにしました
これが怪しいメールの一部です
あまりにも笑ってしまうような内容ですわ。どこが、どんなふうに奇妙奇天烈なのか。せっかく晒してやったので、解説を加えたいと思います。
まず大前提として、私はイオンカードを持っていません
つまり、不特定多数の人に「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のごとく、ランダムに送り付けていることが明々白々。イオンカードの持ち主に届けば儲けもの・・・さらに信じてくれたらもっと儲けもの・・・なのでしょうな。
それから、日本語の使い方があまりにもヘンすぎます。
・タイトルの「本月」→ふつうは使わないですよ。〇月と具体的に記すか、百歩譲っても「今月」とするでしょう。
・「親愛なるお客様」→カード会社からの挨拶文としては違和感たっぷり。英文をムリヤリ翻訳したから?
・「請求明細の正確性をご確認」→正確性、っていったい何なの? そんな表現はしませんね。
そして、差出人の「イオンカード株式会社」ですが、そんな会社は存在しません。もちろん、架空の会社にカスタマーサービス部があるわけないでしょう
おまけに、問い合わせ先に必要な住所、電話番号、メールアドレス等の明記が一切なく、唯一「請求明細の確認」という文字リンクが張ってあるだけ。つまり、リンクする以外に問い合わせることができないわけです。
59800円という金額を見てビックリしてしまいがちですが、よくよくメールをチェックしていけば、こんなにたくさんのツッコミどころ・・・いや、不審な点があるわけです。
これは明らかにフィッシングを狙ったメールであり、うっかりリンク先をクリックすると、個人情報の盗み取り、コンピューターウイルス感染、場合によっては特殊詐欺につながっていく危険もあります。
今回はあまりにも怪しすぎるメールでしたので簡単に見破れましたが、なかには巧妙なメールを送り付けるケースもあります。身に覚えのないメールは「原則疑ってかかる」に越したことはありませんね。
怪しいメールには十分注意しましょう!
参考までに、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」のリンクを張らせていただきます
もう一つ、イオンカードさんの不審メール注意情報のリンクも(偽ではありません)
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