大相撲夏場所が終了しました。
横綱白鵬が全勝優勝で38回目の賜杯を抱き、
高安は11勝で大関昇進を確実にしました。
白鵬も、取り口から全盛期の強さがなくなり、
より一層勝負に徹した相撲を取りましたが、
それでも全勝というのは、大したものです。
来場所は最多勝ち星の塗り替えも期待できます。
日馬富士は終盤、力尽きたという感じでした。
稀勢の里、鶴竜が休場というなかでは、
横綱としてよく務め上げてくれたと思います。
高安は、11勝という成績、日馬富士に勝ったこと、
序盤の圧倒的な強さは大関に値するでしょう。
ただ、立ち合いの当たりを過信したかのような引き技、
これは封印していかねば、上はありません。
若手の台頭も著しかったのも今場所の特徴。
御嶽海、正代、貴景勝、北勝富士、宇良らが、
来場所は横綱大関総当たりの番付になりそうです。
遅咲きの玉鷲、嘉風の存在もありますし、
横綱大関はかなりたいへんな場所になるでしょう。
稀勢の里はとにかくけがをしっかり治し、
名古屋では白鵬と雌雄を決してほしいです。
鶴竜は引退との戦いが待ち構えています。
もうひと踏ん張り、正念場を乗り越えてほしいですね。
最後に、宇良に三賞を与えなかった選考委員会、
どこに目を付けているのやら。抗議いたします!