自己紹介 | 児童養護施設で働いて思うこと

児童養護施設で働いて思うこと

元会社員で、転職し、児童養護施設と一時保護施設で働いていました。
そこで考えたこと、思ったこと、願ったこと、綴っていきます。

私について。

 

もともとは会社員でした。

小さい会社と、大きい会社、どちらも経験しました。

 

小さい会社は、アットホームで、とても勉強させてもらえました。

私が一番若く、下っ端だったので、雑用が多かった。

でも、いろんなことを丁寧に教えてもらえて、

厳しいときもあったけれど、愛があって。

社会人として育ててもらったと感謝しています。

今思い出しても、温かい気持ちになります。

 

大きい会社は、大きな部屋に、たくさんの机があって、

ドラマみたい、テレビの中の世界みたいだと驚いた記憶があります。

仕事をこなしていた日々。

人が多かった分、濃い付き合いもなく、

そこまで楽しいこともなく、そこまで辛いこともなく。

プライベートの充実を考えるようになっていました。

 

児童養護施設で働くという考えは、学生のころから頭の片隅にありました。

でも、私は人間関係に自信がないし、優しくないし、私みたいな人間が行っても役に立てないだろうと思っていました。

 

大人になって、社会経験を積むうちに、私でもできることが増え、自分に自信を持ててきたころ、ふと児童養護施設で働きたかったことを思い出しました。

そして悩んだ末に、転職しました。

30代でした。

 

やめてしまった理由の一つは、体がついていけなくなったから。

泊りの勤務が月に4~6回ありました。

簡易ベッドがあり、寝ることができるけれど、深くは眠れない。

子供が起きてくることもあるし、小さな物音ですぐに目が覚めるほど、浅くしか眠れない。意識しなくても常に緊張状態でした。

徹夜よりはマシ、くらいの夜を、月に4回過ごしていたら、だんだん疲れが取れなくなり、普段から眠れない日も出てきて、精神的にも元気がなくなってしまいました。

やめる理由については、またゆっくり書きたいと思います。

 

辛いこともあったけれど、楽しい事や、学ぶことも多く、やってよかったと思っています。

人生に、この経験があってよかった。

なかったら、私はまだまだ何もわからず、理想論ばかり振り回していたと思う。

 

趣味は読書(その割にそんなに読まないけど)。食べることも料理も好き。生き物も自然も好き。

性格は、初対面でも表面的なおしゃべりができるくらいの社交性は身に着けたけれど、もともと集団が苦手。自分が話すより、人の話を聞く方が好き。運動は苦手だけれど、観光で1日中歩き回るのは好き。

たくさんの矛盾があって、たくさんの問題ある性格ですが、最近許せるようになってきました。

未熟な私ですが、少しでも成長できるよう、日々精進していきます。

よろしくお願いします。