罪に濡れたふたり 文庫版4巻 北川みゆき先生
ドロッドロの昼メロ風味です。?今も昼メロというものは存在しているのでしょうか? 謎です。当方、テレビよりも YouTube 派です。「罪に濡れたふたり」は男女の睦事が結構刺激的です。ただ、だからといってエロ釣りではないと思います。本能的に惹かれ合う男女。激情。そういったものが様々なセリフ、背景、コマ割りによって劇的に描かれています。刺激的なだけの作品だったら、ここまで人気は出なかったでしょうし、文庫本にならなかったでしょう。見開きのど真ん中に「霊安室」とあったページは手が止まってしまいました。衝撃的です。その後で再び事故の場面が入ります。2話にまたがる、事故から火葬場の煙突までの24ページほどが素晴らしいです。ぐわっと心を持って行かれます。その後の小学校の場面もいいです。文庫本4巻の段階でかなりの山です。しかも、ストーリーの重要人物の死。なのに、まだ半分以上先があるのです。当方、恐らくもう少し先まで読んだことがあると思います。ラストが楽しみです。この漫画には夜が似合います。都会の夜の絵がステキでした。ヘリコプターから見下ろしたようなビル群の形が、無数の窓灯りだけで浮がっています。グラフィック処理などがまだ普及していなかったころの作品でしょうか。現在、 北川みゆき先生は「どうしようもない僕とキスしよう」という漫画を連載中のようです。試し読みだけでセクシーさにビビりました。もっと大人になってから読もっと。(笑)