先日、こちらの本を読みました。
【日本人の脳-脳の働きと東西の文化】
という本を知り、読みたかったのですが、
図書館に蔵書が無かったので、
同じ著書さんの本を借りて読んでみた。
左脳には、聴覚野があり、
右耳で聴き左脳で言葉や計算を理解するのだそう。
(左脳を言語脳という)
母音を使うと左側(右耳)の脳が優位になる
ノイズとP音、純音は右側(左耳)の脳が優位になる。
9歳まで母国語を日本語として成長した人は
左脳が優位になり
情緒性・自然性、非論理的。
西欧人は右脳が優位になり、
論理的な脳になるのだそう。
なぜそうなるのか?
・日本語は母音(ア・イ・ウ・エ・オ)で必ず終わる。
・母音単体で皆、意味を持つ
私が日本語脳で気になった特徴を
ざっと羅列してみる
・日本語脳は虫の声を聴きとるが西欧人には聞こえない。
・自然と人間との関係
虫の声について
日本人・・・「チンチロリン」と擬音語が多い
カタカナ、言語化しすぎ
西欧人・・・ただの交尾期のメスを誘引するためのシグナル
・西洋器楽音は東西を問わず右の脳(非言語脳)で聞く
・日本語脳は邦楽器を左脳で聞くが、西洋人は右脳で聞く
また、
ホンマかいな?凄いな!気になる・・・
ってことも
・脳は地殻ストレスを感知しているらしい。
つまり人は意識下で地震予知をしている。
最近、地震が来る直前、
あ、来るな。って
なんか嫌な直感がきますよね。
こういうことなのかな。。。
・人の脳には満年齢の数に対応する「年輪系」がある
植物同様に年輪があり、
誕生日の朝、6時~7時頃に
新しい年輪に移行し前年までの年輪は消失する
凄くない?!
でも、実年齢に抗えないのか・・・。
・言語以外の問題で、今後研究すべき課題として、
セックスについてあげられてた。
西洋器楽同様に、東西を問わないのか、
日本語脳は特別なのか・・・
研究に協力してくれる勇気ある人、募集!ですね。
虫の声が西欧人には聞き取れない、という特徴で
虫の音の文化がなければ一生気付かないことだってあるようだ。
「学習しなかった音は聞き取れない場合もある」
三次元に生きている私たち、
この宇宙空間では、
植物の声や、別次元に居る宇宙人の声だって流れているはずで、
私が植物の声を知らないだけで、
私が宇宙人の声を知らないだけなんだな。って思った。
少し前の女優?グラドル?で、
「ちいさい小人のおっさんが部屋に居る。」
とか言ってた芸能人がいたけど、
彼女には別次元の物質を見ることが出来る
特異体質の人なんだな。
って、妙に羨ましく思ってしまった。
私もそうなります。
太陽星座双子座の私、
今年2021年のキーワードの中に
”海外”があって、
外国に行けないこのご時世に
英語にでも慣れ親しんみるか?と
この本を読むまでは思っていたけれど、
バリバリの日本語脳の私には、
もう、英語なんて、どーでもええわ。と思った。
だって、世界中で日本語脳が特異なんだったら
それを活かしたほうが、断然いい!
「世界標準」なんかに相まみれなくても
日本人にしか感じられない
情緒、風情を感じ、味わうことが出来るなんて
人類としてめっちゃ贅沢なことやと思う。
本の文中で、
湯川秀樹氏の言葉が登場するのだが、
「産まれてから後、
早い時期にすでに大脳の中に
大きな違いを持ってしまったとしたら、
それを活かして特徴を発揮するのが、
つまり独創的になる。」
「違いを生かす。
違いが故の独創的なものが生まれる。
西洋に比べてあかん、劣っているという考えが
根深くあったけれども
そういう受け止め方、受け取り方をしたら
劣等感を深める一方です。
違うことに貴重なものがある。」
~以上抜粋ここまで。~
日本人は、外国人に対して
憧れが過ぎる。
私も、かっこいいなぁ~って思う。
でも、我々日本人、一人ひとり、
もっと日本に産まれたことに自信をもてばいいと思う。
誇りをもてばいいと思う。
たとえば、韓流タレントが
ザ・ジ・ズ・ゼ・ゾ
がうまく発音できないのは、
韓国語に、この発音する言葉が無いだけ。
ただそれだけのこと。
日本人が
英語の発音がスマートじゃないのは
日本語で子音で終わる言葉が無いから。
ただそれだけのこと。
違いがあっていい。
人として、人格が
優劣があるのではない。
虫の鳴く声を、風流だと感じ、
自然の音に情緒を感じられる
豊かな感性を持っている日本人。
我々にとっては当たり前のことが、
西欧人には感じられないことがあるんだと知った事で、
日本人だから
出来る事、
世界をリードしていける事
必ずあるはず。
世界でも貴重な日本語脳を生かして
日本がより良い国になるよう、
頑張っていきたい!と
元気をもらえた一冊でした。
ぜひ角田忠信先生の本を手に取って
あなたにも【日本語脳】の素晴らしさを
感じ取ってもらいたいなって思いました。