今朝いつものショートコースを歩いて来てから
新聞に目を通したり、LINEを確認していると
わたしがたまに顔を出している自助グループからの連絡で
トランス女優カルラ・ソフィア・ガスコンが演じた
『エミリア・ペレス』が地元の単館で上映されるとの案内がありました
それで直ぐに上映館のHPを覗いて上映日時を確認してみると
上映日は今日(6/6)から19日までで
今日なら11:40~13:55とのことだったので
今日は夕方にしか予定はなかったので、早速出掛けることにしました
この映画館は、昔々に土屋太鳳が初主演した『見果てぬ森のミナ』を見に来たのが初めてで
その後も何回か『片袖の魚』とか『博士と狂人』等々いろいろ観させてもらってきました
近くの提携駐車場に40分前には着いたのですが
わたしの一台前で”満車”(*_*;
まだお時間はあるとはいえ、まだまだ朝早いお時間
戻ってくる人が居なかったらどうしよう、とは思ったのですが
しばらくしてお一人戻って来た方がいらして、無事入庫できました(^O^)
結局映画館に着いたのは1120
ちょうどチケットの販売開始時刻でした
それで受付の方に二千円を出すと
「一般ですか?」と聞いてこられました
金曜日はレディースディなのですが、パス出来なかったのかな??と
若干落ち込んだのですが
おつりとして600円が手渡されました!
この映画館の入場料は
一般2000円、レディースディの女性料金1600円、シルバー料金1300円なので
受付の方は”シルバーではないですよね”ということを確認したかったのですね(^O^)
本当は、わたしはシルバーの権利も持っているのですが
100円分の見栄を張って、レディース料金のままにしました(^O^;)
いつも通りパンフレットもいただきました
弁護士リタは、メキシコの麻薬カルテルのボス、マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスで新たな人生を歩むリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった…。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、彼女たちの人生が再び動き出す⸺。
************************************************************************* 公式HPより *****
様式はミュージカル仕立ての処もあり、少し戸惑ったところもあったのと
基本は字幕を追って内容を理解していくので
最初はなかなか入り込めなかったのですが
いつしか入り込んでいました
でも、以前観た『The Danish Girl』の時と同じように
今回も当事者のエミリアに感情移入するのではなく
どちらかというとリタ目線だったかな!
”過去は切り捨てられるか?”
わたしもトランス開始したころいろいろな方に
”トランス前のことは封印して新たな人生に埋没する”
と言ったことをお聞きしました
ただわたしは
過去の私の上に今のわたしがあるのだから
”過去は切り捨てない”と言い続けてきました
エミリアがすべてを捨て去り”女性になる”ことのみを願うのは分かり
過去を切り捨てて妻子の安全を確保しようとしたまではいいのですが
特に”子の傍に居たい”という想いを遂げてしまった時
子から、父ばかりでなく母もとりあげてしまう結末に動き出してしまいます
生き抜くために想いを抑え込んで頂点に上り詰めたマニタス
変わるために過去を切り捨てようとしたエミリア
さみしかったジェシカ
それらをず~っと見守ったリタ
リタもまたマイノリティでした
わたしも一度は(家族の)すべてを失う覚悟で
妻子の前で全てを話してトランスを始めました
7年半の「勝手にRLE」で家族からは離れましたが
それでも(特に上の子が)わたしとの交流は途切れず
彼女(元奥さん)のご両親が亡くなられたから
そのお家のメンテという口実?で、声をかけてもらって
また隣の家に戻ってきました
わたしは、すべての過去も抱えたまま
社会人としても在職トランスを敢行して
社会人の最後の最後の一時でしたが
”想いの性で、天職と思ったお仕事をやり通せた”ので
それなりにわたしの人生悪くはなかった!と思っています(^O^)