今日、例の上長から「○○さん、全部で200本って言うけれど、・・・」と
わたしが昨日の日報に書いておいた新しいシステムの全体構想の枠組みに関して
質問してきました
今のシステムは随時改定していると言いながらも
開発してからそろそろ10年近く経つし
売り上げを継続していくには、新たな訴求ポイントの提示/誘導も必要な時期に来ているのです
それで上長の頭の中では、創るのであれば補助金をうまく活用していけないかを模索しているようです
その話し合いの中で
「内のシステム、そして次期システムの他社との違いというか
補助金申請時に”何のためにこれを創るのか?”というポイントはなにかなぁ」と言われるので
「チョット待ってください」と言って
新規ユーザ用というよりも、既存ユーザにシステム更新を促すための資料として作っていた資料を
すぐに出して、ポイントの説明を行いました
ブログでも何回か書いていますが
このシステムは、わたしが産み育み、40年間育ててきたシステムで
あと10年、想いの性で次へ引き継ごうとしているものなんです(^O^)
そしてここまで継続できた最初の契機は
最初の会社で第一期12社の納品活動を行いながら、そのコア要素を抽出し、再構築して
もし今からこの(第一期)12社をまとめて面倒見るとしたらどのようなシステムになるであろうかと
目の前の仕事とは別に半年ほど自分の中で温めて構想を創り上げていました
そうした中で、たまたま受注が重なった時期があって
営業を巻き込んで所長を口説き落とし、受注したシステムを造るのではなく
”創っておいたシステムを売る”と言う流れに方向転換を図りました
まだまだ本社を巻き込んでという訳にはいかず、地方の現場事業所での動きですが
それでも動きだせたのは、いつ来るかわからないチャンスの女神をつかめる準備はしていたのです
それが実ったのが上記のタイミングで、その実績が本社でも認められた時は第四世代の開発時で
そこで初めて会社の方から予算が出て、販売前の事前開発が可能になりました
結果最初の会社では第七世代まで開発したのですが
最初の方向転換以外は、ある意味ルーティンワークで、時期が来たから作り直すということでした
(もちろんシステムの中身は、その時々で”どうあるべき”という視点は盛り込みましたが・・・)
それがいつしか会社の方向性として、そのジャンルから離れていく時
わたしは、”わたしとわたしのお客様”のために、システムを継続していく方策として
二番目の会社に移りました
しかしそこですぐにパッケージングされたシステムが創れたかと言うと
最初の会社は外資系メーカーの日本法人で、実態は商社でしたが
会社の行動様式として”創っておいたものを売る”というDNAは持っていました
ところが二番目の会社は企業グループ内のシステムハウスでしたが
(特に当時は)あくまでも、SW要員派遣や受託SW開発の会社で
”受注していないシステムの開発”という経験、そしてそういう商売の仕方の考え方のない会社でした
そして7年!
ある秋の定例役員会で、実質的なNO1である常務から、売り上げ拡大のための
新システムについての打診がありました
その時すでにその年の初めから会社のGOとそれまでお客様をつなぎ留めておくために
参加されているお客様の処を持ち回りで勉強会を続けていました
これらは会社の方針が出る前に、会社を誘導したり、方針が出た時にすぐに対応できるための準備です
動きがあった時に、チョット待って待ってでは、時に寄ってそのチャンスはスルッと逃げてしまいます
この時もしっかりと掴み取りました
その後二世代、初めてのPC環境にポーティションしたシステムでした
いずれも常にどうあるべきか、これからは何が求められているのかを考え続けています
今までは、この部分の感性はそれなりに有効に働いてきたのだと思います
最後の10年を続けるためには
今回のチャンスもまた掴み取らないといけないのだと思っています
これを掴み取れたなら
”想いの性で、天職と思うお仕事”をこなせるようになるのかな、と期待しています
そうしないとね!