「片想い」  ふたたび! | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

7/21のブログで東野圭吾作「片想い」の読後感を書きました

  その時に予告しましたWOWWOWでの放送案内がHPにUPされました

          http://www.wowow.co.jp/dramaw/kataomoi/

 FTMの主人公・美月に中谷美紀

  美月を救い妻理沙子との仲を修復しようとする哲朗に

  「彼らが本気で編むときは、」でリンコの恋人マキオを演じた桐谷健太

  美月が守ろうとしたMTFのホステス香里に中村アン

  哲郎が取材したDSD(性分化疾患)の女子高生・睦美に高月彩良  

 

STORYは

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スポーツライターの西脇哲朗(桐谷健太)は大学生時代に所属していたアメリカンフットボール部のマネジャー理沙子(国仲涼子)と結婚したが、夫婦仲はうまくいっていない。ある日、哲朗は早田幸弘(大谷亮平)、須貝誠(和田正人)ら男性チームメートと同窓会を開いた帰り、須貝と2人で忍び込んだ大学のグラウンドで部のマネジャーだった日浦美月(中谷美紀)に遭遇する。
異様な雰囲気を醸し出す美月の口からは「人を殺した」という衝撃の言葉が。さらに哲朗宅で美月は、哲朗、須貝、理沙子に対し自分が性同一性障害だと告白。男としてクラブでバーテンダーとして働く美月が、ホステスの佐伯香里(中村アン)につきまとう客を人目のない所で殺したというのだ。
最初は絶句した哲朗らだが、アメフト部の元部員で美月の元恋人、中尾功輔(鈴木浩介)も交え、美月を守ろうと決意する。そんな折、美月が失踪。哲朗は美月を捜すうちに、次々と苦悩に満ちた事実に直面する。

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WOWWOW「片想い」より

先の「彼らが本気で編むときは、」がGID当事者を主人公にした

  五組の母子の物語だったのだと思います

この物語は単にGID当事者が主人公というのではなく

  人知れず埋没するために戸籍交換のグループが動き

  その活動をMTFの香里をストーカーしていた戸倉が気づいてしまう

  如何に組織を守りそれぞれの想いを成し遂げて行こうとするのか

  といったGIDを取り巻くいろいろな活動も組み込まれています

ジェンダーとはメビウスの帯

  人の心は男か女かだけではない!

  それはセックスも同じ!

いかに生きるのか?

  なにとして生きるのか!

相川は言う

  トランスジェンダーとして生きるということは、いくつもの壁を突き破ったものだけに限られます

     ・・・ 

  でも最初の壁さえ超えられずに苦しんでいる者の方が、はるかにたくさんいるのです

 

この物語は元々「週刊文春」1999年8月26日号から2000年11月23日号までに連載されていた作品で

  この時期と言うのは、1998年に埼玉医大で法令順守下のSRSが行われた直後の時期で

  「金八先生」で上戸彩がFTMの子を演じ、特例法が成立するよりも数年も前の時でした

わたしごときが言えることではないのですが

  あの時期にこれだけの物語を紡ぎ出すことができる力と言うのはすごいなぁ、と感嘆します

 

読後感の方の記事でももう少し別の視点でも紹介していますので

  よかったらそちらものぞいてみてください

  「片思い・・・ 」 2017年07月21日(金) 00時15分49秒