僕の目の前に、縄で縛られた日本人が3人
いる。
みんな怯えた表情で僕を見ている。
「シニタクナケレバ、コイツラコロセ」
そう言って、僕の頭に銃をつきつける敵の兵士。
僕は自分の銃を日本人に向けた。
「コロセ」
悪魔の囁きだった。
僕は自分が自分ではないような感覚に襲われ、引き金を引いてしまった…。
バーン。
真っ赤な血が流れた。
ハハハ。
おかしそうに笑う敵の兵士。
睨む日本人。
醜い世界だった…。
「アサデス」
僕は彼に静かに起こされた。
どうやら夢だったらしい。不吉な夢だ。
「モリヲヌケマショウ」
「わかった」
僕はまだ眠い体を起こし、大きな伸びをした。
「コレカラタノシイバショヘアンナイシマス」
彼は笑顔でそう言うと、歩きはじめた。
僕は何のためらいもなく、彼について行った。
僕は彼を信用し始めていたんだ。
この時の僕は、本当にどうかしていた…。
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