ミラノ風ポークカツレツ♥エスカロープ | 西洋料理人のオリジナル・レシピα
ミラノ風カツレツなんて気取った
メニューはファミレスくらいでしょうか
お店じゃそうそうお目にかかれません(◕‿◕✿)❤
 
ワケはイタリアと日本で流通してるお肉が
めっちゃ違うせいで、本場のカツレツは
仔牛肉のみで高級店は骨付きのロース肉
 
ポーク=豚では作らない
 
大衆店はモモ肉を使うそうです♬♫✿.。゚❤
 
フレンチやイタリアンでは仔牛や仔羊が
よく使われますけど、日本だと高級食材で
大衆的じゃないのが残念。。。
 
ミラノ風っていうのはパン粉に粉チーズを
混ぜるのが特徴ってイメージですけど、実際には
ちゃけばイタリアでも入れたり入れなかったり
 
これがアメリカ産のパルメザン・チーズだと
イタリア(ミラノ)じゃなくなっちゃうんで
美味しさにこだわるんなら旨味の強い
パルミジャーノ・レッジャーノを
使ってほしいです(◕‿◕。❤)
 
 
それとイタリア語の正しい名前は
コトレッタ♡
 
 
■ミラノ風ポークカツレツ♡コトレッタ
イメージ 1
 
 
①トマトソース(ひと皿分)
 小鍋にカットトマト1カップていどと
 香味野菜のオイルを大さじ2入れて
 スプーンで混ぜて乳化させたら、
 
 火にかけて少し煮詰めてウスター
 ソース大さじ1、アセゾネして
 味を調えます❤♬♥
 
 煮詰めて水分をあるていど飛ばしたら
 パルミジャーノを削り入れて、
 コーンスターチでとろみを少しつけて
 ソースをまとめます♥♬♫
 
カツレツにただのトマトソースだと
弱いのでウスターソースを入れて
甘みもプラス、
 
ケチャップよりさっぱりめで
たっぷりかけて主役級の存在感です(◕‿◕。❤)
 
ミラノじゃお肉を味わうもの
なのでソースはなし、
レモンをしぼって食べるそうです❤♬♥
 
②豚ロースの切り身をラップで上下
 おおって麺棒とかで叩いて、
 5ミリくらいの厚さにする
 つもりで均等に薄くします❤♬♥
 
仔牛肉の代用で使う安くて硬い
アメリカ産豚ロースを柔らかくするために、
おろしたキウイに一晩漬けました❤♬♫♬
 
まともなお店じゃやらないこの手のウラ技は
漫画「ミスター味っ子」とかによく出てて、
パイナップルとか重曹とか作中で
使ってたのを憶えてます(◕。◕〃)❤
 
③豚ロースに小麦粉をまぶして卵液→
 パン粉の順につけます✿.。゚❤
 
パン粉はドライをできるだけ細かくして
余計な油を吸わないようにします✿.。゚❤
 
チーズは卵液の段階で混ぜるか
パン粉に混ぜるか、どっちでも❤
 
パン粉に刻んだパセリとか入れる
んですけど(ミラノではいれない)
オレガノで代用しました:..。♡*゚¨゚゚・
 
④フライパンにバターを20g溶かして
 片面ずついい色になるまで
 じっくり焼きます♡(>◡<)♡
 
油をフライパンに1センチの深さで
入れて、片面ずつ揚げ焼きする
なんていう方法が知られてますけど、
イタリアではバター焼きです❤♬♥
 
⑤ガルニ(つけ合わせ)
 マッシュポテト・マカロニサラダ・
 人参のグラッセ・オクラは
 ひとつ前の記事といっしょ、
  
 あとフリッタータ(イタリアの
 オムレツ)です(d'v`★b)♪
 
フリッタータは本来もっと薄いんですけど
キッシュみたいに厚めに作ってます♬♫✿.。゚❤
 
小さくカットしたじゃがいもを塩茹で、
ズッキーニのスライスや刻んだハムを
炒めて卵(MSで5つ)を溶いて
パルミジャーノ・レッジャーノを
すりおろして、
 
アセゾネして具材といっしょに混ぜて
20センチのフライパンで
フタをして弱火で焼きます❤♬♥
 
片面じっくり焼いたら上だった面は
ひっくりかえして数秒だけ焼いて、
冷まして焼き色の薄いほうを
上にしてカットします(◕‿◕。❤)
 
⑥お皿にガルニとともに盛り付けて
 出来上がりです.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚.
 
 
洋食屋さんにも2000円以上もする
高級志向のお店がありますけど、
その割りにはガルニがローコストで
がっかりなお店がけっこうあります。。。♥♬♫
 
そんなに高くない大衆的な洋食のお店なら
人参やポテトで十分なんですけど、
 
ファミレスとの差別化を考えて高級に
するんなら、もう少しいろんな点に
配慮しないとコスパが低いって
思われちゃうんで考えどころです:..。♡*゚¨゚゚・*
 
 
 
豚をミートハンマーで叩いてパン粉を付けた
料理はむしろフランスのエスカロープ♡.。.:*・゜