鮭ローストのカルボナーラ | 西洋料理人のオリジナル・レシピα
「チューボーですよ」でカルボナーラを
やってて、しばらくお家で作ってない
ことに気づきました❤♬♥
 
カルボナーラはペコリーノ・ロマーノっていう
塩気の多いチーズが味の決め手ですけど、
今回はパルミジャーノ・レッジャーノだけで。。。
 
それもパンチェッタじゃなくって
気紛れで鮭を使って作りました(◕‿◕。❤)
 
堺巨匠が作ったカルボナーラは
ぼそぼそになっちゃったみたいで、
そうならないようにするには
どうしたらいいのか
っていうのが問題だと思います:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・
 
 
■鮭ローストのカルボナーラ
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(1皿分)
①鮭の切り身はホネを抜いてぶつ切りにして、
 クッキングシートを敷いたバットにのせて
 オーブンで焼きます.。・*♥*・。.。*♥
 
鮭は塩気の強い塩鮭ならそのまんま、
そうでなければお塩をきつめに振って
焼きます♫♫♬
 
②卵と生クリーム大さじ1、すりおろした
 パルミジャーノ・レッジャーノ大さじ2に
 お塩を少々加えて混ぜておきます❤
 
こうして生クリームを入れて
“カルボナーラ液”をあらかじめ
仕込んでおく店が多いと思います❤
 
イタリアでは生クリームは入れないので
お店でも2軒に1軒は“卵炒め”の
カルボナーラだそうですけど、
 
日本では卵が固まったような
カルボナーラは失敗って思われるので、
入れることで卵を加熱したときに
固まる凝固温度を上げて、
卵を固まりにくくして調理の難易度を
下げる狙いもあります♬♫✿.。゚❤
 
パルミジャーノに味が近くて安い
グラナ・パダーノを使うお店も多いと
思いますけど、アメリカ製品の
パルメザン・チーズを出す
喫茶店のようなお店だとカルボナーラも
それを使ってらっしゃるのかも。。。
 
③フライパンにオリーブオイルとつぶした
 ニンニクを入れて火にかけて、
 オイルに香りを移します(◕‿◕✿)❤
 ニンニクはほどよい焼き色がついて
 きたら外して、白ワイン30mlを入れて
 アルコールを飛ばして、
 バター5gを溶かします❤
 
④硬めに茹でたスパゲッティをパスタの
 茹で汁少々といっしょに加えます(❛ᴗ❛(❛ᴗ❛♡
 
加える茹で汁の量はパスタの茹で加減
次第で、私は沸騰した塩湯に入れた
パスタがトングで曲がるていどになったら
火から外して、フライパンに移すときには
50mlのレードル3~4杯の茹で汁を
いっしょに入れて、茹でる続きを
フライパンの中でします(◕ܫ◕。❤)
 
パスターソースのベースは基本すべて
オリーブオイルとパスタの茹で汁を
乳化させて出来るので、
 
茹で汁を全部捨てて茹で上がった
パスタだけをカルボナーラ液に
合わせようとすると、カルボナーラが
ぼそぼそになりやすいです❤♬♥
 
茹で汁とオイルが乳化したソースが
カルボナーラ液を加える時点で50ml
ていどは残ってるようにして、
もし残っていないときは
茹で汁を入れて補います❤
 
⑤茹で汁と加熱でパスタがほどよい
 アルデンテに近づいてきたら、フライパンを
 火からはずして②のカルボナーラ液を
 入れて、空気を含ませて泡立てるように
 すばやく混ぜます♡(>◡<)♡
 
このままだとカルボナーラ液でパスタも
フライパンも少し冷めるので、再び火に
かけて手早く30秒ほど混ぜたら
お皿に盛り付けます♥♬♫
 
卵黄は70℃前後で固まり始めるので、
その間際まで加熱するつもりで
とろっとした仕上がりを目指します(◕‿◕✰)♫♬
 
フライパンに接してる部分は温度が高くて
卵が固まりやすいので、堺巨匠みたいに
カルボナーラ液を入れてから
悠長にしてるとすぐに固まります❤
 
イタリアのカルボナーラは少々
“卵炒め”でもぼそぼそじゃなくて
とろっと美味しいそうです❤♬♥
 
⑥パルミジャーノ・レッジャーノを上から
 すりおろして、鮭のローストをのせて、
 黒胡椒を挽いたら
 出来上がりです♥♬♫✿.。゚❤
 
 
ヒトの好みも千差万別で、
ペコリーノ・ロマーノのカルボナーラが
お口に合わないってヒトもいらっしゃるので、
自分がいいと思うモノを出すのか、
お客さんに合わすのか、
もうこれはシェフの考え次第で、
 
日本人の口にあわせてあえて
イタリアで入れない生クリームを
カルボナーラに入れるシェフも
いるみたいです❤
 
ただ私の知るイタリア料理のシェフに
よると、たいていのイタリアンの
お店の従業員さんは
イタリア語のメニューも読めないし、
 
イタリアでは生クリームを入れない
ことはおろかイタリアのレシピと
自分のお店のレシピの
違いすら知らないヒトばかりだそうで、
 
むしろ召し上がるのが専門のグルメな
お客さんのほうが詳しいくらいだとか。。。
 
本来のカルボナーラはグアンチャーレ
(豚のホホ肉)を使うんですけど、
日本じゃ輸入業者さんが高くしてしまう
せいで高級食材として流通してます。.。*♥
 
イタリアでグアンチャーレを使うのは
安いからだそうで、
日本だとイベリコ豚のほほ肉なんかを
「一頭で2つしか取れない希少部位」
とか言って高く売ってるのと大違いです❤
 
イタリアでほほ肉が安いのは、
日本で鶏ムネ肉がモモ肉より安いのと
いっしょで、たぶん脂が多くって人気の
ない部位だからじゃないでしょうか..。♡*゚¨゚゚・
 
日本では逆に高いので、
日本のイタリアンのシェフは
脂の多いバラ肉を塩漬けした
自家製パンチェッタを
使ってるお店が多いみたいです:..。♡*゚¨゚゚・*
 
カルボナーラの美味しさはチーズの
ほかに、このグアンチャーレの脂の
多さ(一部で豚トロって呼ぶこともあるようで)
にもよるものらしくって、
 
私はシェフからパンチェッタを使うときは
グアンチャーレに及ばないコクを補う
ためにバターを少し加える
って教わりました.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚