一番太いリンパ管 | Yasunoriのブログ

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リンパ「lympha」はラテン語で"透明な水" "湧き水"を指すそうです。
ちなみに語源はギリシャ語の「nymphe」(ニンフェ)、「妖精」から来たとも言われています。
なんだか神秘的な響きに感じるのは私だけ?😅

前回は世界で初めて中心リンパ管(乳び管)が観察されたエピソードを紹介しました。
今回は体の中で一番太いリンパ管「胸管」について。

胸管は第1腰椎付近の前、腹大動脈の後ろにある乳び槽(リンパを溜めるタンク)から伸びる太いリンパ管です。長さは40cm前後もあります。
左内頚静脈と左鎖骨下静脈の角(左の首の付け根、静脈角)に繋がり、ここで血液とリンパは初めて合流します(リンパのゴール)。
またまた少し歴史を。
胸管の発見者はローマの解剖学者エウスタキオ。耳管の発見者でもあります。
1564年に馬を解剖して見つけましたが、その時は白い静脈だと思ったそうです。

その後、フランスの外科医ジーン・ペクエが犬を解剖した際に前大静脈(上大静脈)を切断、その端からクリーム状の液体が溢れたのを観察しました。

当時は腸から吸収された栄養素は全て肝臓に運ばれると思われていましたが、腸の中心リンパ管(乳び管)〜乳び槽〜胸管〜静脈角へのルートがあることが発見されました。
1651年に胸管は正式に発表されています。


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