「計画停電」? | My Aim Is True

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昨日、お伝えした通り、当初予定されていた「計画停電」は都内の大半の地域では実施されませんでした。

ただ、さすがに今日は実施されるかな、と身構えていていました。

「計画停電」は各地域をグループ分けしていて、グループによって「計画停電」を実施する時間帯が異なっていて、東京電力のリストを見ると、僕の住んでいる地域はグループ1で15:20~19:00という時間帯で「計画停電」が予定されていますが、吉祥寺の駅前はグループ2の18:20~22:00に予定されているみたいなので(後で調べると間違い、というかよくわからない)、15時過ぎに家を出て、19時までは吉祥寺の駅前で時間を潰す予定を立てました。

しかし、家を出て、駅前に向かっていると、「今日の『計画停電』は実施されません」というアナウンスが耳に入りましたが、“まあ、どうせ家を出たのだから駅前でブラブラしよう”とそのまま駅前に向かいました。

吉祥寺の駅前は「計画停電」を見通して、初めから閉店、もしくは「計画停電」の時間帯に合わせて閉店しているお店が多かったのですが、人は昨日よりも多く感じました。

そして、閉店しているお店のシャッターには「計画停電」のためという張り紙がしてあるのですが、その時間帯がグループ1の時間帯だったので、“おかしいな、吉祥寺の駅前はグループ2のはずなのに”と思っていたのですが、後から東京電力のホームページを調べると、よくわからない二重の記述になっていました。


ちなみに駅前にあるSEIYUの食品売り場のフロアの様子はこんな感じです。

お米はすべて完売。


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パン類も完売。


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その他の食材も大半が品切れ。


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もちろん、ティッシュやトイレットペーパーも。

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と、こんな様子を見せると、都内の様子がわからない人は、「都内はたいへんの食糧不足だ」と思われるかもしれませんが、贅沢言わずにあるものを食べるだけなら別に食糧危機でも何でもないのでご安心ください。

(ちなみに僕は昨日も今日も夕飯は回転寿司でした。食べる量を調整できるし、すぐに食べられるのでよく利用するのです。納豆巻きも食べましたよ)

ミネラル・ウォーターはスーパーやコンビニでは完売状態ですが、街角の自動販売機を覗けば、普通に売っているので(500mlサイズですが)、そんなに逼迫した事態ではないということはお分かりいただけるでしょう。

飲食店の多くも普通に営業していて、今のところそれほど影響が表面化していません。

スーパーやコンビニでは目にすることができないパンですが、コーヒー・ショップでは普通にトーストを食べることができましたしね。


ただ、昨日もお伝えした通り、ティッシュやトイレットペーパーの品切れはかなり深刻ですねぇ。

あと、僕はインスタント食品は10年以上も食べてないほど興味がないものですが、ほぼ完売状態で、ヨドバシカメラでは防災グッズの宣伝が行われ、実際、買い求める人も多いようですし、当然のことながら乾電池(特に単1や単2)は完売です。

ちなみに、帰りのコンビニでは久しぶりにおにぎりやサンドイッチ類を見かけました。ティッシュやトイレットペーパーや納豆は相変わらずなかったですけどね。


そういえば、東京電力のホームページのリストによると新宿区は「計画停電」のリストから外れているみたいなので、新宿の出社して、いろんな作業をしようかな、とも思いましたが、帰ってこれなくなる可能性もあるので、今日は出社しないで自宅待機することにしました。

あと、政府が東京電力に鉄道会社だけは「計画停電」から外すように指示したようですね。

そんなことができるなら最初からやれば良いのに…。

それこそ、僕が「新宿に行っても、帰ってこれなくなるかもしれない」と思ったのは、中野ではこの時間帯が「計画停電」で電力がストップして電車が止まりそうだし、杉並では云々と考えていたからです。

それに昨日、今日と電車通勤しようとしていた人は相当、困っていたみたいですしね。


今日の産経新聞の1面の大きな見出しでも、


【「計画停電」で首都大混乱】


でしたから。


あと、テレビ報道が原発の放射能漏れを騒ぎ過ぎている感がありますね。

もちろん、今後の推移を注視していかなくてはならない緊迫した事態ではあるのですが、原発周辺部で一時的に高い放射線が検出され、その近辺に住んでいる人にとっては警戒と避難が必要ですけど、その放射能が風に乗って広い範囲に拡散されるとはいえ、まるで今まさに都内にまで放射能汚染の危機が迫っているような報じ方のようにも思います。


さてさて、今回の大震災で亡くなった方々はもう戻ってきてはくれませんし、被災者の絶望感は僕の想像を超えたものであり、迂闊に楽観的なことを言ってはいけないのかもしれませんが、日本はきっとこの苦難を乗り越えるでしょう

民主党政権「無駄」と言われて、仕事を失ってしまった建設・土木業関連の皆さん、これからは胸を張って東北の復興のために働けますよ!!

そういえば、石原都知事の元を訪れた蓮舫大臣は「あんたは『無駄』と言っていたけど、やっぱりスーパー堤防は必要だろ?」なんて言われていましたね。

自衛隊の方も予備自衛官が初めて召集されたり、陸海空の指揮系統が一元化されるなど、将来の有事に対してまとまることができますし(今も深刻な有事ですが)、国民の理解度も上がることでしょう。

ただ、一つだけ不安があります。

東北復興活動が本格化したとしても、そこに首都を襲う大地震が起こったら、すべて台無しになるばかりか、日本は一体、どのようなカオスに置かれてしまうのだろうか?ということです。

いや、僕が都心部に住んでいるから自分のことを心配しているということではないのです。

日本という国家はどうなってしまうのかを心配しているのです。

そして、首都を襲う大地震が今この瞬間に起きても、まったく不思議じゃないということです。