「ボランティア」好きな身近にいる韓国人 | My Aim Is True

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今日も自宅待機。

そして、毎日、僕の近況報告をしていてもつまらないと思いますので、ちょっと今日は別のことを記します(僕の住む地域では今日も「計画停電」は実施されませんでした)。


当ブログで度々、登場させてきた一人の韓国人留学生(20代半ば・女性・某六大学学生)がいます。

「日本人ばりの気遣いのできる娘」とか「『姉さん』韓国人」とか記してきましたし、その娘がかなり寄りの思想に傾倒していることも記したことがあったかもしれません。

「せっかく日本に来たのに、赤く染まって帰っていくのかよ。まあ、韓国人は右寄り過ぎるから(少なくとも表面的には)、少し左傾斜するのも良いかもね」と思いつつも、いろんな議論をすると、「保守派」の僕としては当然、黙っていられず、左翼(リベラル)層の主張の矛盾をガンガン突いて、毎回論破していきます。大人げないですが、やはり左翼思想に染まっていく人を見過ごすわけにはいかず、それでもそっち方面に進みたいのなら、それは本人の思想の自由です。

ただ、この娘の場合は表面的に左翼(リベラル)思想に染まりながらも、内面的には「これまで知り合った韓国人の中で最も『韓国ナショナリズム』が強い」娘でもあるため、根本的に矛盾を抱えているのです。


それはさておき、今度大学3年になる、この娘の将来展望は「NGOなどのボランティア関連、あるいは国際機関関連」での仕事に就きたいという、いかにも、な夢です。

ちなみに僕はNGO関連の仕事のすべてを否定するわけではなく、中には大変有意義な活動をしている団体もあるでしょうが、個人的にはどうも左翼思想(反国家思想)を軸にして活動をしている団体が多いように思っています。


「NGOって、どんな活動をする団体に入りたいの?」と訊くと(思想談義ですから、僕もやや攻撃モード)、「例えば、北朝鮮で食糧不足に陥っている人たちに食料を届けたい」と返ってくる。

そこで、「北朝鮮の民衆が食糧不足に陥れば、その怒りが『金(親子)』王朝に向かって政権転覆の革命が起きるかもしれない。もちろん、革命が起きたところで、北朝鮮の人たちが幸せになるか、不幸になるかわからないけど、食糧支援をしたら、それは『金(親子)』王朝を援助していることにならないか?」と言うと、当然、もう言葉は返ってきません。

「問題なのは、革命が起きて、北朝鮮の人たちが幸せになるか、不幸になるかわからないけど、その可能性を阻止してはいないだろうかということ。北朝鮮の人たちに『食糧支援さえ行わなければ、革命が起きて、地上の楽園が生まれたのに、NGOに妨害された』と逆恨みされるかもしれない。だから、俺はその手の内政干渉には否定的だ」


はい、まして北朝鮮の人たちは言うまでもなく朝鮮民族ですから、逆恨みする可能性は高いと言えるでしょう。それは彼らの日本に対する歴史認識も見ても証明済みです。


さて、そんな感じの議論をしたこともありましたが、そこで先日のチュニジアでの「ジャスミン革命」である。

多くの左翼(リベラル)層は、「打倒独裁者」「格差是正」「民主主義」を正義と捉えているように、この娘も好意的に受け止めていました。


はい、ここで矛盾です。

チュニジアでの革命を支持しておきながら、一方の北朝鮮では、その革命(の起こる可能性)を妨害しようとしているのです。


「一体、どうしたいの?」


僕が左翼(リベラル)層に度々、感じる疑問です。


そういえば、インドネシアのことに関しても話していました。

僕はインドネシアの情勢に詳しくないのですが、こんな感じだったと思います。

「インドネシアで独立しようとしている地域があるのに、インドネシア政府が武力を使って妨害し、そこでは虐殺も行われている」

そして、話の続きで、「にも関わらず、日本の企業はその地域で資源欲しさに経済活動しているのだから、間接的に独立勢力の虐殺に関わっている」なんて反日感情に結び付けていました(苦笑)。

繰り返しますが、僕は現在のインドネシア情勢に疎いのですが、以前、こんなような問題が起きていたと何となく記憶しています。

「かつてインドネシアを植民地支配していたオランダ人の末裔が、インドネシアの資源地域に住み着いて、そして今、その資源地域をインドネシアから独立させようとしている」

そんな問題がありませんでしたっけ?(間違っていたら、ご指摘ください)

そこで、「詳しくないけど」と前置きをした上で、上述の疎い知識をベースに、「もし、日本人が済州島にたくさん住み着いて、もし、済州島で原油が採掘できることがわかって、韓国から独立しようとしたら韓国政府はどうするの? 当然、武力を使っても阻止しようとするよね?」と言うと、納得せざる得ない様子ですが、「でも、インドネシアでは虐殺が起きている」と言うので、「その辺はよく知らないけど、本当に虐殺されているの? どこで得た知識?」と訊くと、「そういうビデオを見た」と言うので、「それが独立勢力によって、作られたプロパガンダ・ビデオだとしたら片一方の主張だけを鵜呑みにしていいの? もう少し、広い視野で物事を見た方が良いんじゃない」と韓国人に度々、注意する台詞に行き着きます(笑)。


joyride:「俺からしてみたら、その地域の人のわがままで独立なんかしたら、インドネシアの国益を損ねることになるから、それを阻止しようとするのは当然だ」

:「もう、すぐに『国益』とか言うんですよねぇ。犠牲になっている、そこに住んでいる人たちはどうなの」

joyride:「国益とは国家の利益だけじゃなく、国民の利益のことも言うんだ。数百万人だか知らないけど、そこの人たちが原油資源をインドネシアから切り離してしまうことによって、その他の2億人以上のインドネシア人を犠牲にしてもいいの? いつも『人権、人権』って言っているけど、数百万人の『人権』と2億人以上の『人権』のどっちを守りたいの?」

:「どっちも大事。でも、資源開発のために住民が立ち退かされるなんて酷すぎる」

joyride:「ところで、俺は知らないけど、インドネシアに土地の私有権はあるの?」

:「知らない」

joyride:「知らないのに、批判するな!(笑)」


joyride:「そういえば、第2次大戦中にイギリスのチャーチル首相がナチスの『エニグマ』(暗号コード)を解読していて、コベントリーに空爆されるのを知っていながらも、国民には隠して知らせないまま空爆を受けたことがあったらしい。つまり、コベントリーの人たちを犠牲にするか、コベントリーの人たちに知らせることによって、『エニグマ』解読をナチスに見破られて暗号コードを変えられて、今後、もっと重要な情報を入手できなくなることによって、もっと多くの人を犠牲にし、戦争に敗れ、挙句はイギリスという国家を滅びてしまうか、という究極の選択に迫られて、チャーチルは前者を選んだわけだ。コベントリーの人たちを犠牲にするか、もっと多くの国民と国家を犠牲にするか、君だったら、どっちを選択する?」

:「どっちも犠牲にしない」(この娘は国家ナショナリズムも強いので、亡国という事態の深刻さも認識している)

joyride:「そんなの答えになっていない。決断するのが政治だ。君が傾倒している大学の客員教授(その手の方面では有名らしい)に訊いてみなよ。『先生ならどっちを選択します? 国家はこれまでの先人たちの努力の結晶だと思うから滅ぼしてはいけないと思うんですけど』って。答えられないと思うよ、『一人の人間の命は地球よりも重い』なんて言っている人たちには。あっ、でも、その先生が真性左翼だったら、こう言うだろうな。『あなた、何を馬鹿なこと言ってるの。死んだ人たちなんてどうでもいいでしょ。国家なんてなくなったって良いじゃない。今、生きている人たちの命こそが何よりも大切なのです』ってね(笑)」


他にも、

:「日本の憲法には、日本国民の権利や自由が保障されているけど、外国人の権利や自由に関する記述がないのはおかしい」

joyride:「当たり前じゃないか(笑)。憲法を何だと思ってるんだ!? どこでそんなことを刷り込まれたんだ・・・」

なんてやり取りも。


さて、前置き(?)が長くなりました。

上述したように、僕は左翼崩れの偽善的で独善的で内政干渉を伴うようなNGOだとかボランティア団体には否定的なのですが、今回の大震災によって、多くのボランティア活動が求められる事態になりました。

もちろん、まだいくらか規制があって、一般の人たちのボランティア活動にはGOサインが出されていませんが、今こそまさにボランティア活動が求められる史上最大の機会です。

(仕事をしている人は僕を含む大半の人がそうした活動には加われないので、今回の僕は「口先だけの何もしない奴」に成り下がってしまいますが…)


そして、上述の韓国人留学生である。

今こそ、彼女のボランティア精神が本物なのかが試される絶好の機会の到来です。「大変そうだな、無理しないといいけど」なんて思っていました。


しかし、である!

昨日、「韓国にいる家族が心配しているので、一時帰国することになりました」という旨のメールが送られてきた。ずっこけた。

そして、嘲笑鼓舞を込めた以下のメールを返信しました(原文ままより抜粋。○○は彼女名)。


joyride:

①<ハハハ!!
日頃、「将来はNGOかボランティア関連の仕事をしたい」と言っている人が何言ってるの!?
今、ボランティア活動しないで、いつやるの!?
世界史上最大級の地震が起きて、近代における最大の被災者が困っているのに逃げ出すなんて笑っちゃうよ!
しかも、この手のボランティアは俺が嫌っている独善的で内政干渉を伴う偽善的な「ボランティア」ではなく、純粋な人道支援なのにね。>

②<ボランティアだとか公機関で働く人というのは自分の家族がどうとか、そういう私的感情を捨てて働く公僕にならないと、その職務は全うできないということだ。
戦争に行っている兵士が「家族が心配しているから帰る」なんて言って帰るわけにはいかないということ。
そういう観点で○○は不合格ということ(もちろん「まだ実際に従事していないから関係ない」と言うのかもしれないけどね)。

実はこの辺に関しては中国や南北朝鮮に関連する本によく出てくる話だな。中国や南北朝鮮は儒教において「孝」を何よりも重視したために、戦争中でも「家族が病気だから」と帰ってしまったという逸話がたくさん残っている。

○○が惚れ込む近代社会的価値観というものを実践したいのなら、その辺を峻別できるようにならないと、俺がいつも言っているように「言動の矛盾」や「言っていることが矛盾」に繋がるね。>

③<俺が今回の件で呆れているのは、○○が外国人だからではなく、ボランティアを口にしている人が今これから、最もボランティアが必要とされるときに、その場から去って行ってしまうことだね。そんな人は軽々しく「ボランティア」なんて口にしてもらいたくない。
中国や韓国ではボランティア団体が少ないんだっけ?
たぶん、それが「中国や韓国は未だに近代社会ではなく儒教社会に生きている」と揶揄される所以だと思う。>


と随分、挑発的なメールを送りましたが、当人は激怒してしまいました(苦笑)。


韓:<今までいろんな意見を聞くのは勉強になるからと思っていくら毒説を言われても我慢しましたが、今回のjoyrideさんのメールは一言で大変不快です。

どんだけ、私の親や知人が私を心配して寝れなかったか、涙をながしたか、地震発生後、どんな生活をしてるか、joyrideさんは決してわかりません。

人間として、長年働いた仲間として、私が仕事の面で尊敬してる先輩として、joyrideさんはどうやらこんな残酷なメールを平気に送りますね。笑いながら、あり得ない。

もう二度とメール送りませんので、では


ちなみにこれは僕の①のメールへの返信です。

激情型韓国人には挑発的な鼓舞は通じないということでしょうかね。

まあ、一言、弁護してあげるなら、彼女は「一時帰国」するということなので、落ち着いたらボランティア活動をするつもりだったのかもしれませんね。


さてさて、今日は自宅待機の上に、風が強く、気温も低かったので、あまり外に出ませんでした。

昼過ぎに近所のスーパーに行ったところ、ミネラル・ウォーターやお米やトイレットペーパーや納豆は相変わらず完売でしたが、ここ何日も見ることのなかった豆腐やインスタント&レトルト食品も揃ってきましたし、ティッシュもありました。

たぶん、メディアが「放射能漏れ」を過剰に煽っているため、外出を控える人が多かったのと、買い占めが一息ついたのではないかと思います。


今日の産経新聞1面でも、これまで見たことのないサイズの見出しで、


【放射能 広範囲に】


でしたからね。

繰り返し言っていますが、今後も予断を許しませんが、現段階で都心部で放射能を過剰に恐れる必要はないと思います。


あと、「計画停電」は都心部では中止続きで、実施されるのがその周辺部だけという気の毒な状況ですねぇ。一応、僕は毎回、構えているのですが、いつも拍子抜けしてしまい、その内、皆は構えるのを怠って、いきなり実施されて戸惑うことにもなりかねません。

特に今日から明日にかけて気温が下がりそうなので、皆が暖房を使うと結構、電力を消費しそうです。


そして、最後に菅直人民主党政権に対して。

これまで僕は散々批判してきて、今も産経新聞では連日、批判を加えています。

もちろん、僕も批判したいことは山ほどあるのですが、このような事態において、そうしたことは止めようと思っています。

未曾有の事態に政府や電力会社や各方面の関係者は不眠不休で働いているのですから、仮に行き届かないことがあっても、安易に批判したくないと思います。

ただ、まさか菅直人首相は「こんなことなら、とっとと解散して野党に戻れば良かった。野党に戻れば、私の真骨頂として、(無責任な)政府批判を思う存分できたのに」なんて悔しがっているってことはないでしょうね!?



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※今さらですが、昨秋から使い始めたWindows7マシンですが、これまで使っていたスキャナーは対応していないようです。どうしてもスキャンが必要な場合は旧XPマシンを通してスキャンしようと思っていますが。