今の主治医は4人目
初発のときの初めての主治医N先生は
術後半年足らずでご栄転
旧知の仲で
今でも月1で勉強会をされているとのこと
(N先生はもう70歳近い?ご年齢かと
それなのに勉強し続けるって
素敵すぎる目がハート)

N先生
私のことを覚えていてくださり
一度会いに来てほしい
と仰っていると主治医から聞いて
それを真に受けて
病院に電話して
ヒョコヒョコと会いに行った

病院についたのは4時15分
患者さんはほとんど居ない
N先生の診察室にだけ
患者さんが出入りしている

待っている間に
どこからかピアノの生演奏が…♫
なんて優雅な病院なのひらめき

話すことを考えて
ドキドキ緊張しつつ待つ
しばらく待って
看護師さんが
「マルコさ〜ん」
患者でもないのにすみません

診察室には笑顔の素敵なN先生飛び出すハート
「ご無沙汰していますマルコです」

「こんにちは〜どうぞどうぞ
ん?えーっと?それは?」
N先生、眉間にシワを寄せて
目線はワタシのアタマ
え?なに?うそ?髪見てる??

「あ、(ウイッグ)被ってます」

「あ、そう、全然わかんないね!」

って先生!
20年ぶりの会話がそれですか泣き笑い

なんであなたが再発なのか不思議だなあ
約20年経っての再発は
(癌が)ノロノロタイプだから
これからもノロノロだろうから
(だから落ち着いて治療したらいいよってことかな?と解釈)
(苗字を呼び捨てで!w)とはツーカーだからね
来週?再来週にもまた会うよ
初めはね彼のやり方はマユツバだと思ってたけど
実績あげてるからね
安心して治療受けたら良いと思うよ
実際厳しい状態の人がよくなってる
僕の患者さんも1人送った人がいて
あなたよりもっと厳しい状態の人でね
その人も経過良いみたいだからね

N先生の生の声を聞くことができて
嬉しかった
話そうと思っていたことの
3割くらいしか話せなかったけど
貴重な時間だった

主治医の後継者はいらっしゃらないんですか?
との問いには
なかなか難しいとの返事
どうしてかなぁ…
患者からしたら
主治医のような治療ができる先生が
どんどん増えて欲しいのに…

ほんと彼とは仲良くしてるから
喧嘩したこともあるけど
それくらい仲が良いってことだから

今の治療経過がよくて
元気そうで良かった
またいつでも話にしにきてよ

ありがとうございます
診察券も作らずにお時間いただいて
すみませんでした
でもまた話聞いてください

と診察室を後にしたのが17:05
同室にいたクラークさんと看護師さんは
一度もピクリとも笑わず
淡々と作業していた

そりゃそうだ
終業間近に
患者でもないおばさんが
診察室で医師とヘラヘラ話して
ヘラヘラと帰っていく
それに付き合わされたんだもん
ゴメンナサイ

一応手土産はお渡ししたけど
そんなんじゃ足りないよね悲しい

N先生にはまた会いたいけど
この雰囲気では
しばらく行けそうもない…不安

でもでも
主治医の治療で元気になって
長く生きられている患者を
乳腺科医とその周りのスタッフさんに
アピールすること
これが草の根活動になればいいな

なんの取り柄もないワタシができる
数少ない事かな
なんて
僭越ながらも
思ってみたり…