こんにちは。
いつも訪問、ありがとうございます
以前に書いた記事
上のふたつの記事を読んでいただけると早いのですが、
簡単に言うと、代講で引き受けた生徒が、
想像以上に大変な子たちだった、という話です。
今日は、このふたつの記事を書いた後の話になります。
結局、代講の先生(H先生)は
復帰することはなく、
その先生の生徒(3名)は
そのまま、私が担当することになりました。
体調不良で休まれたのですが、
長期に渡って薬の治療が続くとのこと、
また自宅から教室まで遠いという理由だそうです。
まぁ、理由はそれぞれあるとして・・・。
H先生から直接、
「このまま先生(わたし)にお願いできないでしょうか」
と頼まれ、すぐには即答できなかったわたしでしたが、
なんとなく、代講の依頼を受けた時から
いずれ生徒をH先生に戻す、という
イメージがわかなかった私、
もいて・・・。
ここは、自分の内面が葛藤しているところでした。
なんだろう・・・この感覚は
ひょんなご縁で突然やってきた3名の生徒。
ひとりはもともと受け持っている生徒のお兄ちゃん。
(この子はお母さまからの希望で、
私のクラスに移りたいと代講決まった早々、
お話をいただきました)
そして、あとの二人・・・。
上の記事にも書いている、
へそ曲がり、あまのじゃく、
まず一言「いやだ」の口ぐせの
小2と小4の姉妹。
とにかく、レッスンにならない・・・
でもね・・・、
初めてこのふたりに会って、
いろんな意味で衝撃を受けたのと同時に、
「なんか、かわいいなー」
と思っているわたしもいたのです
(ふしぎな感覚・・・)
ピアノ講師という立場では、
全然仕事にならないし、
”とにかくわたしの言うことをきいてほしい”と
いつもいつも思う1時間なのですが、
ふしぎと、そんなふたりを
「かわいいなー」と思う
”もうひとりの存在”がいたのは確か。
そして・・・、
1ヶ月が過ぎた頃、
H先生の復帰も謎のままで、
(教室にも連絡入るのが遅く、
担当マネージャーがヤキモキしていたそうです)
当然、わたしの方にも連絡がないので、
翌月の担当は誰になるのかも
生徒に伝えることができないまま、
GWの休暇に入りました。
その時から、
「H先生、本当に復帰されるのかな」という
わたしの中で疑問も出てきて、
このままわたしが担当するのでは・・・、と、
まだその時この姉妹のレッスンを引き継ぐ覚悟が
できていなかったので、
ちょっと不安になったりもしていました。
でもね、心の奥底では、
このままH先生に返すのも・・・、っていう
感覚もあったのは事実です。
その頃から、
教室のスタッフや周りで相談していた人の口から、
このまま先生(わたし)がレッスンしたらどう
先生ならやれると思うよ・・・と、
周りのみんなが言葉にしていた。
それぞれ、表現は違うけど、
姉妹のレッスンを引き継ぐ、
ということ。
このまま、先生にお願いしたい。
先生、
変わってよかったんじゃない?
こんなふうに何人かの人に言われた言葉は、
実は私自身の内側からの声だった。
もしも、すんなり
H先生が、
「来月から戻ります(復帰します)」
と言ったら、わたしはスッキリするのか。
せっかく何かのご縁で
担当することになった生徒を
そのまま自分が今後もレッスンしたい、
という気持ちはないのか。
へそ曲げて、駄々こねている生徒云々・・・
言っていましたが、
へそ曲げていたのは、
私自身だった、のです
ほんとうに自分の本音って、
わからないもの。
ここまで、こんな生徒みたくなーい
と思考では言っていたのに、
それは本音ではなかったのです。
だって、ずっとモヤモヤしているんだもん。
このままH先生にお返したら、
モヤモヤは晴れるのか
と自分に問いかけたら、
「NO」という答えが出てきた。
たまたま、空きの時間帯だったので、
そのまま私にスライドして
代講することになったのですが、
これも何かのタイミングだし、
ご縁なんだな、と
あらためて感じました。
そして、この子たちに
ピアノを好きになってもらいたい
それがわたしにはできると
確信したのも、事実。
そのためにきっと、
「救世主」というメッセージが
きたんだと思います。
6月に入り、
今は少しずつですが、
自宅で練習もするようになり、
まだまだ駄々こねて、
教室の中を走り回ったり、
ピアノの下に潜ったりしていますが、
心を開き始めているのは確か。
”ピアノが弾けるようになりたい”という
気持ちも彼女たちから伝わってきて、
わたしも毎週驚かされることが多々ありますが、
とても嬉しい瞬間もあって、
心が通い合っている感覚があって、
とても充実した1時間となっています。
(終わるとヘトヘトなんですが・・・笑)
自己否定の強い彼女たち。
子供なのに、自分のことを
すごくイヤなやつって、
抵抗している部分がとても多いふたり。
ピアノのレッスンの1時間だけでも、
心を開いて素直に、
ピアノに向かい合ってくれたら
(自分に向かい合ってくれたら)
うれしいな、と思います
楽器の演奏は、
”自己表現”だから、
自分と向き合うことが大切。
そんなことも伝えていけたらいいなと思うし、
なにか彼女たちの中に気づきがあると
うれしいです
自分の本音(心の奥深いところにある感覚)に
気づいていこう
そのためには、
『瞑想』がおすすめです
生きる意味があるとするなら、
『自分を知ること』だと
わたしは思います
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ