こんにちは。
いつも訪問、ありがとうございます
先日の私の身に起きたできごと。
同じ教室のピアノ個人レッスンをしている先生が、
体調不良でお休みされるので、
今月だけ代講を依頼されました。
引き受けた生徒は、3名。
そのうち、2名は姉妹でしたが、
この姉妹が・・・

すごいんです

小2と小4なのですが、
第一印象は、反抗期の幼稚園児。
とにかく、母親がそばにいないとできない。
母親を通してしか、
会話ができないくらい、
心を閉ざしてしまっている状態。
小4の姉は、ピアノのイスに座る時も、
ひとりでは座らず、
母親の膝の上。
唖然としてしまいました

いろいろと分析すると、
長くなってしまいますが、
おそらく幼少期にしっかりと
甘えさせてもらっていないのだと思います。
だから、その反動が
今に至っている、といった感じで、
とにかく言動が幼い。
わたしが何を言っても、
「いやだ」の一点張り。
今までの経験上、
こんな子どものレッスンをしたのは初めてで、
どう声をかけたらいいのかわからず、
初回レッスンは、ただただ親子をみているだけでした。
母親もそんな子どもたちを注意するわけでもなく、
どっちかというと、
完全に子どもの方が優位に立っている感じ。
子どものペースに母親が合わせ、
子どもの機嫌を損ねないように母親がなだめている、
そんな様子でした。
まったく”母親らしさ”はなく、
このお母さま自身が、
自分の母親に甘えていなかったんだろうな、
とさえ思うくらい、
なんだかお母さまが不憫に思えてきて・・・。
これも全部、ハイヤーセルフの視点でみたら、
みんな”天使”なのであって、
けっして、”わるい子”なわけではありません。
レッスン後スタッフにも報告しましたが、
1ヶ月の代講期間は、
精一杯レッスンしますが、
わたしには、
この子たちにどう対応していいのかわかりません、
とお伝えしました。
わたしに対して、
暴力的な言葉も何回かありましたが、
自分に受けた暴力的な言葉や態度に対して、
それには応えない、と心に決めているので、
どんなに叱らないといけない立場であっても、
それらの暴力的態度を自分に対してしている、
とわかっている以上、
生徒に対してもただ言葉を受けるだけで、
何も返しませんでした。
自分に正直に生きる、と決めると、
こういう場面に出くわした時、
建前では怒らなくてはいけない場であっても、
できなくなります。
そして、それがいいとか悪いとかではなくて、
自分に”嘘”をつけない自分に対して、
敬意も持っているので、
はっきりと、お断りすることもできるようになりました。
来月以降、もしもお休み中の先生が復帰されなくても、
わたしは引き受けることはできない。
外側の”常識”の視点でみれば、
勝手で自分の都合のいい生徒しかみない人、
なんて思われるのかもしれないけど、
自分に正直に生きる、とは、
こういうことなのだと思います。
スタッフや教室の社員さんは、
わたしをよく理解してくれていて、
新しい生徒さんを割り当ててくれる時も、
性格やどんな目標を持っているかを
事前にヒアリングして依頼されるので、
体験レッスンで生徒、
講師ともに合うかどうかをみてくれています。
信頼のおける関係性の中で、
自分の”わがまま”を言うことは、
そんなに悪いことではないと思っています。
たとえ、自分がわがままを言ったとしても、
そのことに自分自身が罪悪感を感じないで、
言った”わがまま”を投げて、
相手が受けてくれたことに感謝する。
そういう双方のやりとりが、
心の交流になれば、それでいいと思っています。
とてもいい経験になりました。
まだ姉妹のレッスンはあるので、
できる限りやります



今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ




