今日は、先週予約した検査を受けるため、
会社に行くのより少し早い時間に家をでて、
病院に向かった。
トンの第3集を聞きながら。
必要なものは全部持って行ったけど、
余程現実から逃れたかったのか、
注意書きはちゃんと読んでないし、
説明と同意書に、自分のサインと保証人のサインが必要なのに、
ダーリンにも見せず、書いてもらうのもすっかり忘れ……、
病院に着いてから、字を変えて書いちゃった
こんなんじゃゼンゼン意味ないのに。
先週、看護師さんに説明されていた通りに
手続きをするのもすっかり忘れてたし、
言われて、そういえばそうだった、と思い出したけど、
早くもボケが始まったかと思うくらい、
自分が望んでいないことは、
全く頭に入らないことを実感して、
一人で苦笑い。
嫌なことはとっとと済ませてスッキリしようと思って、
早めに行ったつもりだったけど、
他の人も同じことを考えているらしく、
9時の予約だったけど、私の前に4人は先に検査を受けた人がいた。
みんな、普通に入って行って、
どうってことない顔で出てくるので、
思ったより、大変でもないのかも、と思ったけど、
いつもなら、飛ばしてしまいがちな「風船」を何度も聞いてた。
やっぱり、平常心ではなかったんだなぁって思う。
チェガンの笑顔の記憶のおかげか、
名前を呼ばれるころには、落ち着いて、
検査を受けることができた。
バリウムよりラクだよ~と教えてくださったトンペンさんの言葉を
思い出し、体にチカラが入らないように、
気をつけながら、その瞬間を待った。
麻酔をしたと言っても、さすがに喉を通るときは、
気持ち悪いというか、焦るような気持ちで
ちょっと苦しい気がしたけど、
付き添ってくれていた、看護師さんが、
とても上手に私の神経をそらしてくれていて、
検査中、ずっと胃の裏側あたりをさすってくれていて、
それがとてもラクで、途中から余裕が出てきた。
「そうだ、検査を楽しむんだった」と思って、
それまで、目を開けられなかったけど、
目の前にあるモニターをしっかり見た。
せっかく、いつも見ることができない自分の体の中が
見えてるんだから、チェックしようと思って。
そうしたら、目を開けたくらいのときから、
先生が説明しながら、カメラを操作していて、
こんなふうになってるんだって確認できた。
異常があるかないかということになると、
異常有り。
何て書いてあるのかな、先生もうちょっときれいに書いて~。
たぶん、慢性萎縮性胃炎、と書かれていた。
ちょっといたわる必要があるみたい。
だけど、先生は笑っているし、痛くないなら薬も要らないというし、
次にいつ診察に来るようにとも言われなくて、
要経過観察で、「来年」って書かれていた。
な~んだ。
最近、特にダイエットもしていないのに、
春先から考えると、5キロくらい体重が落ちていたから、
もう、聞きたくないような怖い病名言われるかと思って、
すごく不安だったのに。
よかった~。
暴飲暴食は避けて、休息や睡眠をちゃんととっていれば、
悪化することはないよね。
医療に関しては、医師との関係が大事だと思ってはいたけど、
看護師さんの役割も同じくらい大事で、
時には、医師より看護師さんの言葉のほうが、印象に残ったりする。
今日は、特にそうだった。
とにかく、ホッしたので早めに検査を受けてよかったって思った。
今日、特に感謝したい人は、
検査は意外とツラくないよって教えてくれたトンペンさん、
大事にしてねといってくれたトンペンさん、
付き添ってくれていた看護師さん。
それから、チェガンの笑顔。
どうも、ありがとう。