ミュージカルと声楽ってどう違うの??
うちのお教室の声楽コースに来てくれる方の中には「ミュージカルがやりたい!」という方が結構いらっしゃいます。
ミュージカルと声楽の違いというか、その根本・基本は
全く同じ
です。
発声というのはものすご~~~~~くおおざっぱに言うと
腹式呼吸をする
という事です。
つまり、自分の体を楽器として機能させる為に「呼吸」という作業が必要という事。
今年から東京音大の声楽科に進学した生徒も、「ミュージカルがやりたい」という夢を持っています。
では何故ミュージカルなのに声楽科なのか??
それはですね
【発声の基礎をがっちり固める為】
【選択肢の幅を広げる為】
です。
どういう事かというと、
ミュージカルを専攻→ミュージカルへ
声楽を専攻→ミュージカルにもいけるし、オペラや声楽家という道もある
例えば中学生・高校生の間に音楽の道に進みたいなと考えた時に、大学4年間で「何を学ぶのか」という事になるワケですが、
その4年間の間に
1つの選択肢を極めるのか、2つの選択肢の中から絞っていくのか
という事。
で、前述の生徒には
【あんたはまず二兎追え】
とアドヴァイスしました。
まぁ、最終的に決めるのは本人なので、大学4年間の猶予の中で決めていけばいいんじゃない??という事で。
最近の日本のミュージカルの質って「歌唱能力」の質がどんどん上がってきているように感じます。
しかも、音大声楽科からミュージカルに転向する人の割合が多くなってきています。
しかもしかも日本の音大最難関と言われている「東京芸大声楽科出身」という人の割合がすご~く増えているのであります。
となるとミュージカル1本で勉強している人と、ミュージカルも歌えてオペラも歌える人が勝負するとなると
音大で声楽を学んできた人の方が有利
という事になりますよね。
*もちろん、必死に勉強してきて素晴らしいミュージカル歌手の方は沢山いらっしゃいますよ。
どちらが優れているという事ではなくて、オペラも勉強してきました~ミュージカルも出来ます~っていう「武器の種類」が人よりも多いという事です。
発声の「ある程度の確立」というのは一番時間がかかります。
1年や2年やったくらいでプロになれるほど甘くはありません。
音大4年間かけて必死に取り組んでもまだまだ「人前でお金を頂いて演奏出来るレベル」には程遠い。
「私はこれ!!」と決めてその道に邁進するのもよし、「こっちかこっちかはある程度やってみてから決めよう」と選択肢の幅を増やすのもよし。
まぁ結局の所
自分が何を学びたいのか
という事を4年間でしっかりと意識していく事が大事なんじゃないかなと思います。
最終的には
【音楽で食べていく事】
を目指していかねばならないので、そこに向かって
どんな武器を自分で作っていくのか
を考えるとよいと思います♡
将来ミュージカルをやりたい!という方、是非一度体験レッスン・相談にいらしてみてくださいね♡
一緒に音楽で食べていく道を考えていきましょう!
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