
ももちゃんが願う三つ目のこととは・・・
「あの~三つ目のお願いは、虹の花さん! あなたが毎年太陽の下で元気に咲いてくれることです。いいでしょうか?」
その時『虹の花』の七色がいっせいに美しいコーラスのような声で花首を揺らしながら答えました。

「ありがとう! ありがとう~ももちゃん。」
そして、桃色の花が嬉しそうに
「ももちゃん、やっぱりあなたは欲張らない優しい子供でしたね。七つの願いのうち、三つだけ。しかも自分の欲しい物は願わずに、家族のことばかり願いました。そして、わたし達『虹の花』のことも願ってくれましたね~」
と、言のです。
最後に緑色の花がゆっくりと語ります。
「ももちゃんの願い三つ全部、必ずかなうでしょう! 来年の五月にまたお会いしましょうね。それまで、さようなら~」
そう言うと七色の花『虹の花』は何も話さなくなってしまいました。


夜、寝る前に、ももちゃんはまた『虹の花』を見たくなりました。
「おやすみなさい!」
を言いたかったのです。
そっとベランダに出てみました。
すると、何ということでしょう!
『虹の花』のお花七つがぜんぶ散っていました。
ももちゃんは知りませんでしたが、一日だけのお花だったのです。
虹のように短い命の花だったのでした。

ももちゃんが泣きそうになりかがむと、部屋の明かりに照らされたベランダに白い種が一つだけ落ちています。
ももちゃんはそれを大事に拾いながら、涙を流しました。でも、
『この種さえあれば、来年の五月にまた会えるから・・・』
と、しっかり種をにぎりしめてベッドに入り眠りました。
(五話・終わりへ続く)

「いつも、ありがとうございます♪命に感謝して、今日一日を大切に暮らすように努力中です!Anyway smile♪」
(With gratitude from ゆうゆ)

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From ゆうゆ(^人^)