前回とは違って今回は1店目からなんで、老舗洋食の真髄をたっぷりと堪能いたします。
あ、初めに言っておきますけど、一品一品があんまりにも素晴らしかったので、
またしても記事を2回に分けてしまいました。ごめんなさい。明日も楽しんでくださいね。
まずはビールでのどを潤します。
この絶妙にレトロな感じがなぜか日本人としての郷愁を誘います。
最近の表面だけを真似したお店では到底かなわないホンモノ感。
豊臣秀吉の時代に誕生したという花街「上七軒」。
そんないにしえのツワモノ達に思いを馳せながら、今を生きている妙を感じたり。。
もともとは「萬春」さんというお茶屋さんだったのですね。
そのお茶屋さんのホームバーとして始まって今のビストロスタイルになったのだとか。
お店ももう30年以上の歴史がおありだそうです。
この丸椅子や電球に、今度は花街の夜のツワモノたちの姿を思い描いたり。。
いろどり豊かに登場した最初の一品はお店のお通し。
5つの野菜のオムレツです!きれいでしょう!!
オムレツですから全体に玉子のマイルドな風味があって、
やわらかいスフレのような食感。
緑:ほうれん草、白:コロネギ、黄:ニンジン、茶:マッシュルーム、赤:レッドピーマン。
みんな赤がニンジンだと思ってました。
そしてこちらオードブルの盛り合わせです!
わー、華やかですね~!!!なんだかワインが飲みたくなっちゃう。
萬春さんのお料理の一品一品を少しずついただくことができてお得。
きましたーーー!!!これっ!!前半戦の今日の山場です!!!
キエーーーーッ!!巨大にそびえたつチョモランマは牛肉のたたき!!
毎日仕入れる国産の最高のヘレ肉が生み出すミラクルワールド。
口の中でハムハムするととろけていくかのような弾力とジューシーな肉汁。
ビストロな萬春さんですけど、これをあえてポン酢でいただくのがいいじゃないですか。
いや、これは絶対、それで正解!
「ザ・シェフ」だったか「美味しんぼ」だったかで、
牛肉に最も合うソースはしょうゆだって書かれていましたね。
競いあって負けた外国のシェフが敗因としてどうしてもわからない最後の一味が
日本のほこる万能ソース、しょうゆだったというお話。
だめだ、そんな話して落ち着いていられないぞ・・・
た、た、た、たまりませんっ!!もうダメです!出ちゃう!(なにが爆)
このきめ細やかなお肉の繊維に身をゆだねてそのまま違う世界にいってしまいたい。
アタックで来るポン酢による酸味がお肉の形と味わいを口の中で立体化。
その後、一噛み一噛みするたびに口中にあふれだす甘く香ばしい肉汁が・・・ブシュッブシュって!
あぁ、ダメです~!!口の中がもう異次元に飛んで行ってしまう~!
ここで奇妙な道具が登場、はい、手術のはじまり!?
ピンがどうしても牛肉の方にいっちゃっててごめんなさいです。
来ましたーーー!エスカルゴ!!!
お恥ずかしながら、和食派のボクとしてはエスカルゴは人生初体験!
きゃーーっ!!なんでしょね、なんでしょね、このワクワク感♪
さっきの道具でちゃんと拾い上げることができましたよ。
何かの漫画で(今回多いな漫画ネタ)、
うまく食べられなくてお皿からとんでいってしまうのありましたよね。
確かにこれはナイフとフォークでは食べにくいですね。この道具便利です。
こうしてパンの上にかき出してパンと一緒にいただきます。
うわ~~バターの風味がきいていてデリシュわす~!!なんとも不思議な味わいです。
もっと食感があるものかと思いましたけど、
それ自体の味わいが正確にはわからないまま完食。
こうしてエスカルゴ専用のお皿があるのがまたすごいですね。
たこ焼き用じゃないんですよ、似てますけど(笑)
というわけで、前半戦終了です。
上七軒の空気に合わせてしっぽり始めてみました今回の記事ですが、
牛肉のたたきあたりでやっぱりこらえられずに「!」が連発。
でもそうでなくっちゃ、ボクらしくないでしょ?
はい、とりあえず今日の記事はここまで。まずは萬春さん、小さくごちそうさまでした。
明日はあの名物(!)が登場します~!!お楽しみに!
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萬春 (マンハル)
京都市上京区真盛町712
075-463-8598
http://r.tabelog.com/kyoto/A2605/A260501/26001034/