ボクのようなサラリーマンでは、滅多に来られないエリア、祇園。
そのコトバの響きと知っている限りの断片的な情報によって
霞のカーテンの向こうに見え隠れする万華鏡のような世界。
ボクにはそんな印象です。
今回はお客さんでしたので、そんな祇園でいただけるめったにないチャンス!
というわけで、先日もお世話になったTさんに連れてきていただきましたー!
お久しぶりです~!!まずはビールで乾杯~!!!
こちらのお店は花見小路を一力さんを超えてすぐの角を曲がったところ。
観光客でにぎわう華やかな花見とは裏腹な、なんとも「隠れ家」的なお店。
「や満文」青木庵さんです。
今回お連れいただいたTさんがこちらの大将と以前から懇意にしていらっしゃるそうで、
すっかり「私のお店」と呼ばわりしているのが笑えます。さしずめ「女将」といったところ。
こちらは築100年の元お茶屋さんをお店にされたとのことで、
いたるところに歴史を感じさせる木のぬくもりが暖かな安らぐ造り。
お!たいのこ!今回お通しいただいたのはカウンター席で、
ここではお酒好きの大将の楽しいお話をうかがいながらいただけます。
こうしてお任せでちょこっとずつどんどん出てくるのはいいですね。
片っぱしからいただきながら、お酒もどんどん消費していきます。
この日いただいたのは生もと造りの純米酒です。
すごくやわらかな味わいのお酒でこうした食事をいただくには最適でした。
このTさんと大将がなんだかまるで親子のような関係で、
横で見ていると、娘をあしらうかのような大将の一言一言にほんわかされました。
といってもお互いが化かし合いですから、
夜の祇園のカウンターだというのに、もうみんなで大爆笑。
こういうお酒がやっぱり一番ですよね。
お料理はとてもシンプルですね。
でもだからこそ素材の味わいを活かした京都らしいはんなり感。
純米酒とも相乗してすばらしい柔らかな食中酒世界を築いています。
はい、お刺身の登場です~!!よっ、待ってました!!
うんうん、やっぱり日本酒にはお刺身が合いますね。
あれ!?「お刺身には日本酒が合う」のかな?
ボクの場合はやっぱり主役がお酒になっちゃう、悪いところ(笑)
そしてちゅどーーん!!!!カニが山盛り登場です~!!
松葉にはまだ季節が早かったので、北海道の毛ガニ!
それにしてもすごい量ですね。
ここでTさんとボクはしばらくカニタイム。
ハムハムハムとやりながら、一人しゃべり続ける大将の話に、ときどき相槌。
ボクはといえば、一人でお酒が進んじゃって大変なことに。。
やばいです・・・飲めちゃいます、こちらのお店。
そして来ました~!!!秋の風物詩!!土瓶蒸し!
今年2回目かな。大好きなんです、この香り。
中には松茸とハモ。これぞ京都の土瓶蒸し最強コンビですね~
うーん、かぐわしい・・・・
美味しいです・・・土瓶蒸しをいただくと本当に心がほっこりしますね。
このお出汁が喉をつーっと通って身体中に浸透して温まっていくような感覚。
これが土瓶蒸しの醍醐味かも。
具材の方ももりだくさん!!
松茸にハモにとどっちゃり入っていらっしゃいますデス。
はい、それでは今夜のすんごいビジュアル、ここで行きますよ!!
はい、きたーーーーー!!!キャーーーッ!!!甲羅酒です~!!
やっぱりこれですよね~!!もう甲羅を見たときからやりたいと思っていたのです。
なんという贅沢~!!
カニのお出汁がすばらしく広がって、
なんともいえないメルヘンチックな日本酒ワールド。
なんでメルヘンなのかって!?よくわかりませんね(笑)
もう口の中の舌のヒダヒダ1つ1つが歓声をあげて喜んでいるのが見えたからです。
そうまるでマンガみたいに顔のある細長いヒダヒダが一斉に喜んでいます。
美味しいぞ~!!!やったー!!!ってね。
というわけで、今回はまた2回に分けちゃいました。
この後もまたすごいのが登場したのですけど、それはまた明日。
大将と意気投合しちゃって結局、ここに4時間も飲んでいたものですから(笑)
もう大盛り上がりで大変だったんです。
というわけで、ひとまず、終了。
一旦は小さくごちそうさまです。
**************************************************************
ぎをん や満文(やまぶん) 青木庵
京都市東山区祇園町南側570-125
075-533-3811
http://www.delicious.ne.jp/html/toku02/kiji02/kiji02_0210_20.htm
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005169704/