祇園・和山(わざん) | 酒リーマンのフードライフat京都

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京都のお酒&おつまみが大好き!お酒を愛する酒リーマン。青年よ、大酒をいただけ!


ボクらレベルではめったに足を延ばすこともない祇園。
この日はお客さんでして、ひさびさに奥地までうかがってきました。


酒リーマンのフードライフat京都-新橋1


祇園の新橋通り。

あまりの興奮で歪んじゃっていますが、なんとも風情のある通りですよね。


季節はまだ8月の半ばのこと。

なぜかこの記事だけアップが遅くなったまま放置されてしまっていました。



酒リーマンのフードライフat京都-和山


お店はそんな新橋通りにある「和山」さん。

後で教えていただいたのですが、あの「黒潮丸」さん の姉妹店のようですね。


のれんをくぐると奥につながるのは水を打たれて光る石畳の小道。
あぁ、こういうのってステキです!

京町家のお店を入るなり広がるのは、鄙びた和の世界ではなく、
明るくモダンな美しい店内。さぁ、いただきましょう!!



酒リーマンのフードライフat京都-お膳


まずはビールをいただきまして、はいはい、きましたよ、ステキなお通しが。

あ、この箸入れは黒潮丸さんと同じですね。



酒リーマンのフードライフat京都-先付け


ひゃぁ、相変わらず目にも美しい一品一品。

ほおづきのオレンジがひときわ目を見張ります。



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


続いてこちらが登場~っ!!!キャー--ッ!!もうこれだけで一同ノックアウト状態!!

なんですか~!!このお造りは~っ!!!!



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


見事な器に氷を敷き詰めて飾られたそこは、箱庭のような美しさ。


こうした小さな異空間を生み出す力が

和食の世界を食べるだけでない芸術の域にまで高めているのですね。



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


お刺身もステキに仕立てられていますね。



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


複雑な形でくるっとまかれたエビ。

青森での素材そのままドーンな感じと比較するとこうも違うものですね。



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


大トロはジューシーで口の中いっぱいに甘さが広がります。


酒リーマンのフードライフat京都-日本酒


一同、たまらずすぐにお酒をご発注。こちらは山廃吟醸のお酒。

吟醸酒ですがおだやかな香りで食事の邪魔をしないのがいいですね。


酒リーマンのフードライフat京都-海老の頭

先ほどのエビの頭が焼かれて出てきました。

知らされておらずに後で出てくるこの手法も、なんだか得した気分で好きです。



酒リーマンのフードライフat京都-ウニとアワビ


あ・・・・すごいの出てきた!!

たぶん、すごいですよ、これ、見ただけで・・・。



酒リーマンのフードライフat京都-ウニとアワビ


なんとこちら、「ウニとアワビの重ね焼き」!!贅沢ですね~!

上にかかっているのはウニの肝ダレだそうです。


ウニによるミルキーな礒フレーバーが口を包み込み、

食感にはアワビのシコシコした感触、そしてアワビのあの香り。。


これはヤバイです!!あぁ、なんて贅沢なんだ。。



酒リーマンのフードライフat京都-山廃純米


はい、そんなワケで山廃吟醸はそっこーでなくなりました(笑)

続いて山廃純米。これはこれで美味しい。ボクはこの方が好みかな。



酒リーマンのフードライフat京都-スプーン

続いては五山の送り火をあしらった和紙(これは懐紙かな)に包まれて次の一品が登場です。

こういうのって、なんだかすごくステキな演出じゃないですか。



酒リーマンのフードライフat京都-賀茂ナスとハモ


わーーー!!!これまたすんごい1品です!!


賀茂ナスとハモのくずひきにオクラと新小芋なのですが、実はこの黒いのがポイント。

実はサマートリュフなんですって!!ひやーーー!!「トリュフあん」というのですね!



酒リーマンのフードライフat京都-賀茂ナスとハモ


これはまたミラクルな味わいです!

夏の主役たちが一つのお椀の中で互いを引き立てあいながら饗宴している。

サマートリュフの香りがさらに食欲をそそります。


酒リーマンのフードライフat京都-ハモの子


こちらはサービスでお出ししていただきました!!

なんだと思います!?実はハモの子なんですって!初めていただきました!


昆布締めしてあるので、味わいも穏やかで繊細な風味を楽しめました。

これはもうお酒でしょう、飲むでしょう、飲んじゃいますとも。



酒リーマンのフードライフat京都-天ぷら


続いては天ぷらが登場です。


イチヂクやとうがらし、とうもろこしが添えられているのは「アコ」というお魚だそうです。
アコというのはボクは知らなかったのですが、非常に貴重な魚だそうですね。



酒リーマンのフードライフat京都-天ぷら

調べによると、このアコ、クエの仲間で「キジハタ」のことだそうです。


今回はこのアコを生きているまま半日陰干ししたもの。

なんとも濃厚な味わいが素晴らしいかったです!



この後にキュウリの辛子漬けというのがあって、それがお口休めになったのですが、

ごめんなさい。ボクには珍しく写真を撮り忘れてしまいました。。



酒リーマンのフードライフat京都-ハモの酒盗


そして、こちらはまた日本酒好き泣かせの「ハモの酒盗」。

酒盗をハモでつくっちゃうところが京都ならでは。イカなんかと違ってさわやかです。


しかし、先ほどから日本酒の消費ペースは早まるばかりですね。

だって、素晴らしいお料理たちはみな日本酒に合いまくりですから。



酒リーマンのフードライフat京都-水なす


合間合間にこういう1品が入るのがうれしいですね。

こちらは泉州なす。水ナスの代表ですね。4時間しか漬けていないという浅漬け。

酒リーマンのフードライフat京都-ジュンサイとミズナの汁物


再びお椀が登場です。

そういえば、こちらの和山さんの器って素晴らしいでしょう?


黒潮丸さんも同じでしたが、作陶家の方の手による伊賀焼なのだそうです。

前段に登場したお造りなんて一人一人全く違う器で供されたりしています。


お料理もさることながら、こうして器を愛でて楽しむのもいいものですね。



酒リーマンのフードライフat京都-ジュンサイとミズナの汁物


そして今回のこちはジュンサイとミズナの汁物。

やわらかく上品な味わいをしっくりと味わうと、なんだか時間がゆっくり流れるようです。



酒リーマンのフードライフat京都-キュウリまるかじり


またしても素晴らしい器を贅沢に使ったこちら。

産地を失念してしまったのですが、こちらのキュウリ、このまま丸かじりでいただきます。



酒リーマンのフードライフat京都-にぎり


最後に超大皿にのって登場したのがこちらのお寿司!!

この大きさの器を焼くのはさぞかし大変なことでしょう。



酒リーマンのフードライフat京都-にぎり


手前側が一人前になっています。



酒リーマンのフードライフat京都-にぎり


奥には2人前が乗っており、通常のお寿司の大きさを想像していただければ、

こちらが登場した時の一同の驚きの声はわかってくださりますでしょう?


もう本当にどどーんっ!!ってカンジでしたから。



酒リーマンのフードライフat京都-煮あなご


大きな煮アナゴはたまらない焼き目がついて。

ウニは軍艦ではない、珍しい握り方ですね。



酒リーマンのフードライフat京都-ヒラメトロ


ヒラメにトロも美しく、



酒リーマンのフードライフat京都-イカ


いつものことながら、食べてしまうのがもったいないくらいです。


最後のしめがお寿司というのはうれしいですよね。

結構おなかいっぱいでもこういうのなら食べられてしまう。


そしてまだまだお酒がおいしく飲めますし。




酒リーマンのフードライフat京都-グレープフルーツ


最後は夏らしくステキな演出でデザートがきました。



酒リーマンのフードライフat京都-グレープフルーツ


グレープフルーツのゼリーです。


もう秋の季節ですが、こちらにうかがったのは約1ケ月前のこと。

こんなデザートが火照った舌をひんやり冷ましてくれてうれしいのです。



酒リーマンのフードライフat京都-新橋


表へ出ると新橋通りはさらに情緒豊かな表情に。


前をゆくカップルがうらやましく見えたオジサンたちなのでした。

おっと、ごめんなさい。うら若き新担当T女史もいましたね(笑)Tさん、またよろしく!



いやぁ、和山さん、本当にごちそうさまでした。


アイデアあふれる素晴らしいお料理もさることながら、

お店の構え、器の数々、そしてフレンドリーなお店の方々のご対応など、

たっぷりと堪能させていただきました。


ありがとうございました。


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ぎをん新橋 和山 (わざん)
住所 京都府京都市東山区縄手通新橋東入ル北側
075-533-0030

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