さてさて、長く続いた『かねます』さんシリーズも今夜がラスト!
一回のお食事でどこまでねばるんかいっ!!
ってツッコミが入りそうですね。
だって、こういった、素材重視系じゃなくて手仕事系なんだけど、
京都のような伝統系じゃなくて、アイデア満載のお料理なんて
初めてでしたから!!
マスターのトークは楽しくて、しかもここは沖縄。。。
さぁさぁ、ラストの一品までいってみましょう!!
とりだされたのは、お店自慢の9種類のお塩。
一人3つずつ選んで、次のお料理に合わせます。
で、ボクは・・・えーと、うーんと・・・
あ、忘れた・・・。
ごめんちゃい!!
それでも見てくださいよ、この美しさ!!
下は牡蠣ですよ。
それに沖縄の原色の野菜たちがなんとも美しい彩りをそえます。
これを各々個性的なお塩でいただけば、それはもうミラクルワールド!
こちらは蒸しあがったところ。
いやしかし。やはりお塩は素晴らしい。
素材そのものの輪郭をククッと際立たせてくれるんです。
マジカルな手仕事もいいですが、こうやって素材のよさを
ちゃんと引き出した一品も素晴らしい。
あぁ、ますますファンです。マスター。
そんなマスターはさぞかし職人気質かと思いきや、すごくきさくな方。
にこにこお話いただきながら、ごまをすっていらっしゃる。
「ごますり」というのはもともとは良い言葉だったんですって。
こんなところも写させてもらっちゃいました!
このごまが最後にとんでもないものに化けて出てくるのですが、
しばしお待ちを。
いろんなお酒を飲みましたが、そろそろ最後に近くなり、
舌も疲れましたので、もう一度オリオンにもどります。
ふ~っ。一呼吸。
楽しいトークの中、さっきのゴマはどんどん姿を変えていきます。
まず入ったのはこちら。黒糖焼酎に島とうがらしを漬けたもの。
「こーれーぐす」の黒糖焼酎版ですね。
「味見したーい!」というボクらのワガママに出してくれたのがこちら。
辛いから、と角砂糖を入れて、お花を添えてくれました。
きゃー、ステキ!!
黒糖の香りも高くて、思ったほど辛くは無かったです。
たぶんこれは写しちゃダメだったのかもしれませんが、
どうせなんだかわからないんですから、いいでしょう。
なんでもかなりの時間漬け込んだ秘伝のタレ(お醤油?)らしいです。
この時点でもう他の人には作れないんですから。
しかし・・・。
何が出てくるのでしょうかね。。
そこへマスターがどどーんと・・・
あらー!!おいしそー!!!
せっかくなんで、そのままいただいちゃいましたー!
うーん、お釜で炊いたお米、やっぱりおいしー!!
で、で、これがどーなるの!?
き、来た・・・。
出てきたのは先ほどのごまと島とうがらし黒糖焼酎と秘伝の醤油を
混ぜ合わせた薬味。
ちょこっとつまんでみたのですが、
こーれーがっ!!!!
なんという香ばしさと奥深さ!!
そして、恐ろしいほどにご飯が欲しくなる麻薬的な塩味!!
こ、これをどうするの?と思っていたら、
なんと先ほどのご飯がお茶漬けに生まれ変わって出来てました!!
ひぃーーー!!!
い、いかん・・・。
酒リーマン、キャパ越えました・・・
お魚までのって・・・。
ここにさっきのすりゴマの薬味を溶かして・・・。
ギャーッ!!!
こ、殺す気ですかー!?
うますぎる、うますぎる、うますぎるぅ~!!
なんという犯罪的な・・・・。
ここまでされたらもうダメ。
ノックアウト。
もうどうにでもして・・・。
酒リーマンはもう抜け殻です。
それなのにまだまだ攻め続けるマスターは料理の鬼さ。
はい、デザート。
美しい。そして・・・メルヘン♪
クリスマスカラーかしら。
甘いものが苦手な酒リーマンもこれには食指が動きまくり。。
さっきので満喫じゃなかったの~?
「別腹だから・・・」という女の子の気持ちが
ちょっとだけわかったかな。
ポイントは右上のホットチョコレート。
コイツを二つのアイスにかけると・・・そう、
固まるわけですね。
甘すぎず、しつこすぎず。
見事です。
最後の最後に出てきたのは、これも最後の最後のこだわりでしょう。
フリーズドライのほうじ茶。
お湯にささっといれるとみごとにほうじ茶に大変身。
ホントごちそうさまです。
合掌―
いやぁ、3回にわたった『かねます』さんの記事、
いかがでしたか?
酒リーマン、ひさしぶりに渾身の記事でした。
ただ沖縄かどうかというと、それはそれでネ。
沖縄らしいヤツはこないだの『おきなわの海』さんか、
明日以降の「食べ残した沖縄料理を食べろ篇」(笑)を
ご期待ください。
ありがとう、かねますさん。
ありがとう、マスター。
そして、フリーズドライ。
これまでバカにしててゴメンな。
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月の花 くもじ かねます
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