さて感動のレストラン、というか割烹?『かねます』さん。
昨日に続いて、第2章。
今日は熱燗からスタートです。
これわかります?
お燗徳利っていうんです(正式名称?)
こやって、徳利が2重になってて外側に熱湯を入れておくんです。
中の徳利が温かさをキープできるという仕組み。
昨日の冷酒徳利(?)が、中の入れ物に氷を入れておくのと
全く逆の発想。うーん、すごいぜ日本人!
さて、お料理は「すり流し」といわれるもの。
「すり流し」という調理法は初めて知ったのですが、
インターネットの他人の知恵をお借りすればこんなの
ですって。
この器が実は意外に深さがあって、いろいろな食材が入っています。
すごくヘルシーで優しい味わい。
でも、そこは「かねます」さん、普通ではいただきません。
じゃーん!これこれ!
なんとフリーズドライのお味噌!!
ごぼうの味噌や納豆の味噌などさまざまな味噌のフリーズドライを
まぶして、いろいろな味の変化を楽しめるんです。
またまた楽しい演出ですね。
一粒で何度もおいしいというワケ!!
おっと!!アグー様、はっけーん!!!
イヤー、うまそー!!!
いやぁ、やはり只者ではない。。
続いて白ワインをお願いすれば、さきほどの日本酒とおんなじで、
グラスによる味わいの違いを楽しませてくれるんですって。
右の特殊なグラスは忘れてしまったけど、
リーデルのグラスや、バカラのグラスなどなど。。
これがまた「ここまでも!?」と、自分の舌を疑いたくなるくらいに
見事に違うんです。同じワインなのに。
やはり王道はリーデルですね。
ワインのキャラクターをもっとも素直に忠実に引き出してくれる。
バカラはゴージャス感はあるものの、口が開いているので、
香りはやや飛びがちでした。
さぁ、『かねます』第2章の素晴らしい作品はこれからですよ~♪
じゃーん!!
こんなスプーンで提供する一品もまさにエルブジ風ですね。
これはなんとお豆腐のムース。
やはり泡です。
「一口で食べてください」とおっしゃるので、
ペロッといくと・・・。
えっ!?
なに、今の?
まるで風のよう。
刹那、というのはまさにこのこと。
噛んで味わう間もなく、一瞬で通り過ぎていってしまう。
でも、口の中には、なんともいえない余韻。
「もう一度・・・」といいたくなる、青春の終わりのような切なさ・・・。
続いてはスペインのパン・コン・トマテを
かねますアレンジで。
パン・コン・トマテってこんなの ですが、
そこはやはり一工夫。
トマトのムースとミニトマトのハーフカットを串で刺して、
見事なピンチョスに仕上げています♪
うーんおされ~♪
さて第2章、ここからが本番ですよ!
マスターがおっしゃるには「次は本当のエビグラタンです」だって。
○酒リーマン「本当のってどういう意味ですか?」
■マスター「エビグラタンっていっておきながら、主役はエビじゃないでしょ?」
○酒リーマン「??グラタンの主役?」
■マスター「エビグラタンの主役はやっぱりエビじゃないとね。。」
○酒リーマン「・・・。」
エビ・・・グラタン!?
そうメインはあくまで「エビ」。
そして「グラタン」の部分はフリーズドライのパウダー!!
なんと(驚)!!
口の中はまさにエビグラタン!
だけどそれはあくまでエビが主役のグラタンなワケ。
このフリーズドライの使い方もやはりエルブジ流ですね。
なんとも新しい食感です。
この大きな体で想像もつかないようなアイデアと繊細なお仕事。
いやぁ、これを目の前で拝見しながら、いただけるなんて、
なんとも贅沢です~♪
次は「たこ焼きです。」
あ、そう、たこ焼ね・・・
たこ焼き、たこ焼きと・・・。
え!?たこ焼!?
あのたこ焼き~??
で、出てきたのがこちら!!
こちらが『かねます』第2章の最後の一品です。
そう、さっきのエビグラタンと同じ発想のたこ焼!!
メインはあくまでタコ!
その周りはたこ焼きのフリーズドライで、それをさらに美しく、
演出しています。
なんともいえない新食感と味わい。
あぁ、どこまでビックリすればいいんですか、マスター。。
明日は『かねます』最後の第3章。
まだまだあるんですよ。最後の最強の一品が。
また明日~!!
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