こんばんわ
今日は2時間残業・・・ 疲れて帰ってきた夜は夕飯後のコーヒーが旨いです。
昨日焙煎したコロンビアのエスメラルダを淹れようと思います。
せっかくなので、自分こだわりの低温抽出方を紹介したいと思います~
まず、熱湯を作る際にネルをフタの部分に乗せて一緒に温めます。
沸騰したお湯は高い位置から細く落として、空気と触れさせて温度を冷まします。
決して大げさにやっているわけではなくて、お湯と空気が触れあっている時間が長ければ長いほど温度が下がるのが早いです。
試行錯誤した結果、低温ドリップに適した湯温は75℃前後。
粉を中荒挽きで挽き、ネルに投入。
真ん中をへこませてアリ地獄のようにします。こうすることによりお湯を注した時に真ん中の粉の層が厚い所から徐々にお湯が浸透していきます。
お湯は細く・垂直に・優しくが基本。ゆっくりと浸透させていきます。
全体にお湯が行き渡ったら・・・
フタをして蒸らします。この時からポタポタと液が落ち始めるくらいが蒸らすのに適した1投目の湯量です。
粉量、粒度、湯温により蒸らし時間が変化しますが、今回は1分。
そしたら抽出。
抽出の時も水圧が粉に掛からないように優しく優しく・・・
お湯が粉よりも上に来ないように、マメに調整しながらお湯を注していきます。
今回の抽出量は45gで800ccです。
抽出液が薄くなってきたら抽出はストップ。お湯で定量まで薄めます。
そうすると、大体60℃ちょいになります。
ミルクパンに移し替え、75℃まで温め直す。
竹べらを使いながら沸騰しないように温度を計りながら慎重に・・・
※沸騰する前に表面に薄いアクが出てきますが、コレが出たらボツです。コーヒーがまったく別の飲み物に変化します(笑)
カップを温めて置くのを忘れずに
注いでできあがり~
味
今回のコロンビアはハイローストよりちょい深めくらいで焙煎しました。
ぶっちゃけ、もうちょっと深めでも良かったかも・・・
もうちょい深入りの方がコロンビアのコクと甘さが強調されたかも・・・
でも、コロンビアの酸味も優しくて嫌いではないです。コクが薄れた代わりにザラメのような甘味があります。これはこれで癖になる味。
是非、ブラックの苦手な人に飲んでもらいらいですね。コーヒーという飲み物の固定概念がひっくり返ると思います(笑)
なんでわざわざ低温で抽出するのか・・・
コーヒーって旨味から雑味まですべてが含まれています。
旨味だけ抽出したいですよね
湯温によって旨味から雑味まで、どこまでを抽出できるかが決まってきます。
そこで行きついたのが75℃という湯温です。
良いことに湯温が低いと香りを液中に溶け込ませることができます。これが湯温が高いと水蒸気で蒸発してしまいますが液を温め直して香りを液中で置き上がらせることで口に含んだ時にコーヒーの風呂に浸かっているかのような香りに包まれるわけです。(大げさに言いましたかねw)