マンデリンの魅力 | 趣味道楽

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マンデリンはインドネシア産のコーヒーの名前です。以前、ブルーマウンテンが出回るまで、世界最高のコーヒーと言われていました・・・
世界最高と言っても、それぞれのコーヒーに個性があるので、最高を決めるのもどうかと思いますが・・・

ってなことで、今日はインドネシアのマンデリッチという豆を焙煎しました。これもインドネシアのブランド豆みたいで、完熟した豆のみを収穫し、その中でもスクリーン19以上の豆だけを使ったちょっと良い豆です。



マンデリンはスマトラ式というインドネシア独特の精製方法を古くから使っていて、仕上がりが非常にまばらです(笑)
しかし、このスマトラ式の精製がマンデリン独特の風味を出すのかもしれないですね~
また、イエメン、エチオピア等のモカコーヒーに次いで、豆表面が荒れていて汚い豆ほど旨いと言われています。





良豆と悪豆の区別が上手く付かず、ハンドピックには毎度時間がかかります。欠点豆は若干多めですが、これがスマトラ式だから・・・と考えましょう。


 マンデリンの風味を壊さないためにもハイロースト(13.30)で煎り上げました。
マンデリンは中煎りにして風味を出したり、深煎りにしてコクと苦みを出したりと万能な豆なんです。結構インスタントコーヒーにもブレンドされていますよね。

 ほんでもって今日はいつものネルと違い、松屋式というドリップ方法でやります。器具は松屋式のドリッパーというのがあるのですが、コーノのドリッパーで代用します

 沸騰したお湯を空気にさらして湯温を75℃前後まで下げます。


温度計で湯温を確認します。


粉を投入したらスプーンを使って掘ります。


こんな風に・・・掘ります
掘る理由は、コーヒーの層の厚みを均一にするためです。



そうしたら、極めて細くお湯を真ん中に刺します


 サーバーに液が落ち始めたら、粉が濡れて居る所と濡れていない所の境界部分にお湯を刺して広げていきます。

 ココまでやって蒸らしに入ります。


適当にフタをして蒸らします。
松屋の特徴でもある蒸らし時間は5分待ちます。
要は、しっかりと粉を蒸らして成分を出すわけです。


 5分経ったら、真ん中からお湯を細く刺し始め、液が落ち始めたら
真ん中8割、外側を2割の割合でのの字を描くようにかけます。


 できあがったら、適量まで薄めます。


 で、今飲んでます。

改めて思いますが、マンデリンの香りは本当にマンデリンにしか出せない独特の香りですね。
ハイローストにした結果、マンデリンの優しい部分が出ています。いつまでも続く鼻から抜ける香りと共に豆の甘味が広がります。


松屋式の方法で抽出した結果は、まるでネルとペーパーの良いとこ取りしたような味です。ネルで淹れたような滑らかな口当たりと濃厚な感じなのに、のどごしが良く、サッパリしています。これは癖になりますね。

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