細田守監督の最新作である「おおかみこどもの雪と雨」。
この物語のテーマは二人の子供の自立だといえる。
人間と狼の2つの顔を持つ姉弟は、過酷な運命に翻弄されながらも自分自身と向き合い、葛藤しながら成長してゆく。
また、母と子の絆も大切なテーマであり、母子家庭というかシングルマザーというか、子供を守る母親の強さを痛感させられる。
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ということで、ここから感想。
まず、おおかみ男はどのような経緯でおおかみ男として生まれたのか?
で、男と人間の間におおかみ子供が生まれるわけだけど、どのようにして生まれるのか?
などなど、気になる点はたくさんありますが、そこは簡単な説明と演出で片付けていた。
ただ、おおかみ男と花が結ばれるシーンで、おおかみの姿で抱き合っていたのは、結構衝撃的だった。
神秘的な演出だったり独創的な雰囲気だったりで誤魔化していたけれど、つまるところ獣姦だからねww
狼狽しましたねww
まさに細野ワールド全開だった。
人目をはばかりながら生活することを余儀なくされた家族は田舎に引越し、生活をはじめることになる。その場面はまるでトトロを彷彿とさせ、とても魅力的なシーンである。
家族は一匹狼の如く社会から孤立し、生きていかなければならない。それでも生きていく上で、社会やコミュニティとの関わりは欠かせないことで、家族は村の人達と繋がってゆくことになる。
ここからおおかみこどもたちの葛藤は始まってゆく。
他社との関係を築いていく中で、自ずと自己のアイデンティティは確立され、自分の奇異な存在と向き合わなければならない。同じ人間だとしても、生きる環境によって置かれる立場はかわってくる。
それでも生きていかなければならないのである。
狼というネガティブなイメージを持つ動物は時に魅力的で、哀愁と孤独を感じる生き物である。雪と雨は強く、また優しく成長してゆくのである。
この物語の中には、彼らだけではなく、孤独を抱えた登場人物たちがたくさんいる。それぞれもがきながら成長してゆくところも見所の一つである。
以上、ご覧あれ~。