沖縄の泡盛の歴史 | 沖縄の文化と歴史ブログ

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沖縄と言えば泡盛、泡盛と言えばと沖縄といわれるほど沖縄の泡盛は世界的にも有名になりました。


沖縄の泡盛は琉球王国時代に生まれて明治、大正、昭和、平成と受け継がれてきた沖縄を代表する銘酒です。


泡盛は沖縄特有の風土から生まれる黒麹菌を使った蒸留酒として世界的にも特異な酒と位置付けられています。


琉球最後の国王である尚泰の四男、尚順は当時、驚異の美食家と呼ばれていましたが、彼が泡盛のことを琉球の宝と称賛したそうです。


さて、泡盛の歴史は琉球の大交易時代であった15世紀にさかのぼります。


当時の琉球は東南アジアの国々と盛んな交易をしておりましたがその中の国シャム(現在のタイ)から蒸留酒を輸入していました。


そして同時に蒸留酒の製造技術も学び15世紀後半には現在の泡盛となる蒸留酒が当時の琉球で造られたのです。


シャムから伝わった蒸留酒である泡盛は琉球王国の様々な行事に披露されました。


1756年、冊封使の周煌は泡盛のことを「味醇にして比なし。絶佳と為す」と称賛しました。
この意味は泡盛のうまさは他に比べるものがないということです。


その後1853年、アメリカからペリー提督一行が琉球を訪れた際には泡盛のことを芳醇で醸造が古くまろやかに熟してきつい甘味のある舌触りであると日本遠征記に残しました。


泡盛の最大の特徴は長く寝かせて熟成させることで酒の質を向上させることです。


泡盛独自の貯蔵方法は「仕次ぎ」といわれ100年、200年の長きにわたり保存できるこの手法は若い酒を継ぎ足すことで古酒を熟成させます。


熟成した泡盛は滑らかな舌触りと独特の風味の深い味わいに変化していくのです。


100年単位で保存できる酒は世界でも類をみないものであり貯蔵によって絶えず味わいや香りが磨かれていく泡盛は世界中の酒にはない最大の特徴であり泡盛の強みでもあります。


現在、沖縄で最古の泡盛は130年のものと150年のものが現存します。
しかし200年以上の古酒は現在沖縄には存在しません。


その理由は1945年に起きた第2次世界大戦の沖縄における米軍上陸による地上戦でかつての琉球王国時代から受け継がれてきた泡盛の古酒のほとんどが戦争によって失われたからです。


この事実は琉球そして沖縄の泡盛の歴史に空白を作ったことに他ならないのです。


この戦争による空白がなければ琉球王国時代から脈々と受け継がれてきた200年を超す古酒・泡盛は現在も存在していたことでしょう・・・