朝10時にトラステヴェレ地区のアパートを出発して、夕方5時半にデンマークの家に無事戻って来ました。
ローマからコペンハーゲンへのフライト時間は2時間半だけですが、なんだかんだと1日潰れてしまうものです。
でも今朝は、帰国の途に着く前に、絶対しなければ!と誓ったミッションが私にはあり、それはしっかりと遂行してきました。でも、ちょっとやられたかも?感があります。
今日は、その話を書いてからサッパリして眠ろうと思います。
何を隠そう、そのミッションとは「プンタレッラを市場で購入する」でした。
留守番している息子にも食べさせてあげたくて……。
だから今日、朝一で向かったのはカンポ・デ・フィオーリ市場でした。
市場に着いたのは8時半くらいだったかな?早朝と言うわけではなかったけれどお店はまだまだ準備中といった感じで、買い物客もあまりいませんでした。
品定めしながらぶらぶら歩いていると、プンタレッラの下処理をしているお店の人を見かけました。
外側の葉っぱをとって、中の花茎の部分をバラして一つひとつ細かい金網のような道具にブスッと押し込んで細かく割く作業です。
(なるほど、あんな風にすれば良いんだな!)と暫く観察させてもらいました。
前もって下見はしてあり、割かれたものを真空パックにして売ってくれる店があることを知っていたので、それを買って帰ろうと考えていたけれど、それを見て気が変わり、丸ごと買って帰ることにしました。
絶対イタリア語しか通じなそうな店番のおばあさんに主人を通してプンタレッラを丸ごと欲しいことを伝えて貰うと……
おばあさんは「プンタレッラが欲しいんだとさ、持って来ておくれよ〜」とおじさんたちに叫んで伝えてくれました。
おじさんが持って来てくれたのは(持って帰れるか?)と心配になるほど大きな束でした。でも「丸ごと下さい」と言ってしまったので、なんとかなるさ!「それください」ってことにしました。
が、そのお値段は、なんと15ユーロ!(112クローネ)(2663円)
「そんな高いサラダなんて聞いたことないぞ!ありえない、無理、払えない」と主人。
確かに!想定したより少し高いような?
「買うのやめても良いよ」と主人に伝える私。
「大きいからこの値段なんだよ」「現金ないならカードでいいよ」とおばあさん。即、側にいたおばさんに機械をもってくるように指図してました。
通常そのくらいで簡単に折れる主人ではなく、絶対買わないところなのに「まあ仕方ないか!」と諦めて払ってくれちゃいました……。
ごめんなさい、私のせいです。
相場を全く知らないで出かけたのがバカでした。
知っていたら納得出来て買えたのに……。
ミッションはコンプリートしたものの、ぼったくられた感が残ってモヤモヤした気分でアパートに戻りました。途中、エスプレッソ飲んで元気を取り戻そう!とBarに入りました。
ほぼ毎朝そこでカプチーノを飲んでいたので私たちを覚えてくれていて「いつまでいるの?」「市場に行って来たんだね!」と、野菜が入った袋を見て、レジにいつも座っているおじさんが話しかけてくれました。
そのおじさんによると、ローマでお勧めのマーケットは下のマーケットらしいです。
なんたって、並んでいる野菜や果物は地元で生産されたもので、とびきり新鮮で、おなじ物とは思えないくらい美味しいんだよ!と一生懸命英語で伝えてくれました。
皆さん!そうだそうですよ〜!
土曜日にしか開いていないようなので、私たちは、たとえその存在を知っていても行くことは出来ませんでした。残念!次回のミッションにしなければ!
私たちが購入した丸ごとプンタレッラも、別に新鮮じゃないわけではありません。
ローマのアパートで撮った写真。
お昼用に購入したサンドイッチまで写ってまーす。
頭を冷やして考えると、下処理された花茎の部分のグラムの価格を、利用価値が低い外側の葉もついた丸ごとの重さ1.2kgでかけた値段で払ってしまったってことなのだと思います。
私の推定が当たっているかはわからないし、たとえ当たっていてもお店の人もが悪意があってしたとは信じたくありません。気づいていないだけだったのかも知れません?
デンマークの家に帰って、葉っぱを取ると、中からちゃんと花茎が出てきましたよ!スーツケースの中で旅して来たのに新鮮そうでしょう?
花茎の部分は456gありました。下処理が大変なので、これは明日以降に頂きます。
楽しみです。
今日の夕飯は、取り急ぎ、外側の部分をサッと塩茹でした後にトマトやベーコンと一緒にオリーブオイルとニンニクで炒めてパスタにしました。
苦味はそれほどなく、美味しかったです。
葉っぱの部分もまだまだ、半分以上残っています。
「こんだけ大きかったら15ユーロでもおかしくないよ!」息子の言葉に救われました。
確かに?その通り112クローネ?ありえます。デンマークでは見かけない野菜、買って来て本当に良かったです。
なにはともあれ、一枚たりとて無駄にせず、美味しいものを作ってやるぞ!と決心したのでした。
あ〜〜話してさっぱりしました。
お付き合いありがとうございます。
では、おやすみなさい。


