ちょうど2週間前の今日、義母が脳梗塞で病院に運ばれて、そのまま入院しました。
脳梗塞と聞くとギクッとしますが、詰まった場所と詰まっていた時間、大きさによって症状はさまざまで、義母の場合、軽症でした。ろれつが回らない、意識がなくなる、と言うことは全くなく、唯一あった症状は、足に力が入らず歩くとバランスを失い倒れてしまう、と言うものでした。そう言う症状は以前から時々あったので、私は脳梗塞に気が付きませんでした。ちなみに義母は、市の介護アラームシステムに登録していて、常に腕時計のように付けているアラームを押せば、最寄りの介護施設からヘルパーさんが飛んできてくれるようになっています。
朝「具合が悪い」と電話がかかって来たので、いつもより早く家を出て、義母の犬の散歩を済ませた後で、暫く残って話をしながら義母の様子を観察しました。ホームドクターに電話をして相談することを勧めると、義母は早速電話して、自分の症状を医師にキチッと伝えていました。医師が翌日往診してくれる約束をしてくれて、義母も随分落ち着いた様子でした。その時は彼女自身も脳梗塞とは気付いていませんでした。私も安心して家に戻りました。
ところがその日の夕方、倒れて起き上がれなくなった義母を助けるために駆けつけた看護師の判断で病院に搬送され、病院で検査した結果脳梗塞と診断されました。ちょうど看護師が義母宅に到着した時に義母に電話して、電話に出た看護師から義母が倒れたことを知らされました。
小さな梗塞だったようで、左半身が少々不自由だったと言う以外の目立った症状はなく、義母は6日後には病院を退院することが出来ました。
病院の医師の最初の判断は、「一人暮らしの自宅に戻る」と言うものでしたが、「それは不安です」と訴えて、リハビリセンターに一時的に身を寄せて、左半身が元通りになってから自宅に戻るようにして貰いました。
その後も色々ありましたが、来週の月曜日にはそこからも退院して、自宅に戻れるようになりました。
愛犬はペットホテルに預けてあるので、義母は一刻も早く連れ戻したいと思っているようです。
義母が帰宅して落ち着いたら、迎えに行ってあげたいと思っています。
さて、なぜ、今日のタイトルは「糠漬け」なのに、義母のことばかり書いているか？と言いますと……義母が倒れたあの日の午後、急に思い立って始めたのが「糠漬け」だった、と言うところで繋がっているからです。
「糠漬け」と言っても糠床には米糠は使っていません。デンマークでは米糠は馬の餌としてしか販売されていなくて、(馬用に何か特別なものが混ざったりしてないか？)と考えてしまい、なんとなく人間は食べちゃいけないような気がして買う気になれないからです。
持続させるためには、近所で簡単に安心して手に入るもので作らなければダメです。
実は以前日本から糠床の素を持ち帰って糠漬け作りをしていたことがありますが、その時は長続きしませんでした。
それで、オート麦のふすまで糠床を作ったらどうだろう？と思い立ちました。
思い立ったら即実行！近所の有機食品専門店に飛んで行った私でした。
でも、残念なことに以前は見かけた無農薬のオート麦のふすまはありませんでした。
気分は完全に糠床作り体制だったので、無農薬にこだわっている場合ではなく、近所のスーパーで普通のオート麦のふすまを購入して帰宅しました。
これがそれ！無農薬のものが手に入ったら、徐々に追加していけばいいか！です。
オート麦のふすまは、かなり細かく粉砕されていて、柔らかく、そのまま使えます。写真の通り、デンマークでは食物繊維をより多く摂るように、パンやケーキに利用されているものです。触感はかなり米糠に近いのではないかな？と思います。
米糠で作る糠床のレシピをそっくりそのままオート麦糠にして作りました。麹も入れました。
1週間、キャベツを捨て野菜にして糠床を発酵させました。
1週間後、クラッシックな糠漬けを漬けてみました。
おやすみなさーい！
いや〜オート麦ふすまの糠床いけます！いいけます！ちゃんと糠床の香りがして、美味しく漬かってました。
これから毎日、手入れをするのが楽しみです。
左がこれから漬ける野菜。右が出来上がった野菜。
毎日ボリボリ食べてます。
カリフラワーの芯の部分はポリポリで美味しかった〜〜！
今朝の写真。今日はトマトにも挑戦しました。明日が楽しみ！
いや〜〜、色々あって、ストレスも溜まった2週間だったけれど、カラフルな糠漬けに元気を貰って頑張れているような気がします。
ごぼうや、アボカドも美味しいそうで……、明日はそれに挑戦しようかな？